介護施設で展開されるレクリエーションは、利用者の楽しみと健康維持を重視しています。
レクリエーションの目的やバラエティ豊かな種類、留意すべきポイントについて基本的な知識を解説します。
また、簡単な脳トレや楽しいゲーム、身体機能をサポートする体操など、具体的な活動例も提案いたします。
レクリエーションのメリット
ここでは高齢者向けのレクレーションを実施するメリットを5つご紹介していきます。
【レクリエーションのメリット】
メリット①利用者の楽しみや生きがいに繋がる
レクリエーションは、利用者に楽しみを提供することが大切な目的の一つです。体を動かすことや笑うことや仲間との交流は、レクリエーションを通して心地よく感じられます。
それによって、気分を変えたりストレスを解消したりできます。レクリエーションが利用者の生きがいにつながるとすれば、望ましいことです。
しかし、そのためには、介護職の工夫や気配りが必要です。
メリット②コミュニケーションが活性化する
レクリエーションは、利用者や介護職とのコミュニケーションを促進することも目的のひとつです。レクリエーションをグループや多人数で行うと、話す機会が自然に多くなります。
ゲームの中には協力が必要なものもあります。レクリエーションによってコミュニケーションが盛んになれば、施設の雰囲気も明るくなるでしょう。
メリット③身体機能の維持や向上に繋がる
年をとって体力が落ちてくると、外出したり体を動かしたりすることが少なくなり、運動不足になりやすくなります。運動不足になると筋力が全身的に低下し、フレイル(身体機能が衰えた状態)や寝たきりの危険性が高くなります。
体操や体を動かすゲームのレクリエーションで適切に体を動かすことで、筋力低下を予防して身体機能を保持・改善することができます。
メリット④脳の活性化におすすめ
脳トレ系のゲームや折り紙や工作などの指先を使うレクリエーションは、脳に刺激を与えて活性化させることで、脳機能の保持に役立つという面もあります。
認知症の予防にも効果があるかもしれません。
メリット⑤生活リズムが規則正しくなる
レクリエーションで体や脳を動かすと、適切な疲れを感じることができます。
そのことで、食欲が高まり、夜もぐっすり眠れるようになり、生活リズムが整うというメリットがあります。
座ってできる高齢者向けレクリエーション【脳トレ】
ここでは座ってできる高齢者向けレクリエーション【脳トレ】についてご紹介していきます。
座ってできる高齢者向けレクリエーション【脳トレ】
間違い探し
2枚のイラストを見比べて、違うところを探す「間違い探し」は、視力や集中力を高められる定番の脳トレです。多くの介護施設で行われています。
2枚のイラストを参加者全員が見られる場所に貼って、間違いに気づいた参加者に違うところを指摘してもらいます。
季節に合ったイラストやニュースで話題になったものや事柄が描かれたイラストを選べば、もっと楽しんでもらえます。
ルール説明が簡単な点が魅力です。
【必要なもの】 間違い探しのイラストが2枚一組になっているもの
インターネットで検索すると、間違い探し用のイラスト素材を無料でダウンロードできるサイトが見つかります。
素材がついた書籍もたくさん出版されています。絵が得意な人は、自分で素材を作ってもいいかもしれません。
同じ絵をコピーして2枚作って、それぞれに違うところを描き加えていくという方法で作ることができます。
イントロクイズ
曲の最初の部分だけを流して、参加者に曲名を答えてもらうゲームです。脳に刺激を与え、音楽を楽しむことで気分が爽快になります。使う曲は、童謡や歌謡曲が一般的です。
参加者の年代に応じて、昔に人気だった曲を使うのもいいでしょう。曲を聞きながら過去を振り返るので、前出の回想法のような効果もあるかもしれません。
【必要なもの】 音源、CDプレイヤーなどの再生できる機器
糸電話で伝言ゲーム
参加者には1~2メートルずつ離れて座ってもらい、紙コップで作った糸電話で順番に伝言を伝えていきます。
伝言の内容は、短すぎない文章であれば何でも構いません。昔話の一節や「東京特許許可局」、「赤パジャマ、青パジャマ、黄パジャマ」といった早口言葉が定番です。
伝言を必死に聞いて覚えるので、記憶力のトレーニングになります。うまく伝わると自信になりますが、うまく伝わらなくて最後の人が意外な文章を言うと、笑いが沸いて場が楽しくなるでしょう。
【必要なもの】 糸電話(紙コップ2つとタコ糸で作成)
ビンゴゲーム
ビンゴは、宴会やパーティーなどでよく行われる、ルールが簡単で、誰でも楽しめるゲームです。数字が書かれたビンゴカードを参加者に配って、職員が数字を一つずつ読み上げていきます。
参加者は、読み上げられた数字のマスを見つけて、塗りつぶす(または数字の部分をめくる)という作業で頭と指先を使うので、適切な脳トレになります。
縦・横・斜めのどれかの一列がそろったら、「ビンゴ」と叫んで手を挙げてもらいましょう。賞品を用意して早くビンゴになった順に贈ると、イベント気分で楽しんでもらえます。
【必要なもの】 100円ショップのビンゴカード(自分で作ってもOK)
座ってできる高齢者向けレクリエーション【テーブルゲーム】
ここでは座ってできる高齢者向けレクリエーション【テーブルゲーム】についてご紹介していきます。
座ってできる高齢者向けレクリエーション【テーブルゲーム】
トランプ(神経衰弱)
トランプはテーブルゲームの定番ですが、介護施設のレクリエーションでは、特に神経衰弱がよく使われます。
トランプを裏向きに並べ、めくった2枚が同じ数字なら自分のものにできる神経衰弱は、集中力や記憶力のトレーニングには最適なゲームです。
しかし、高齢の参加者には普通のルールだと難しいこともあります。参加メンバーに合わせて、カードの枚数を少なくする、数字が違っても同じ色ならOKにするといったルール変更をしましょう。
通常サイズのカードでは見えにくい場合は、職員が大きめのカードを手作りしてもいいでしょう。
【必要なもの】 トランプのカード
魚釣りゲーム
テーブルの上で魚釣りを楽しめるゲームです。まず厚紙に魚の絵を描いて切り抜き、針金でできたクリップ(ゼムクリップなど)をつけます。
割り箸や棒にタコ糸をつけて糸の先に磁石をつければ、釣り竿の完成です。ねらった魚に釣り糸を下ろすと、磁石がスッとくっついて釣り気分を味わえます。
高齢の男性には釣り好きも多いので、話題が盛り上がるきっかけになるかもしれません。集中力を高める脳トレになります。工作レクリエーションとして魚を作るところから参加者に参加してもらってもいいでしょう。
【必要なもの】 厚紙、サインペンや絵の具、タコ糸、針金でできたクリップ(ゼムクリップなど)、割り箸、磁石(いずれも人数に合わせて用意)
紙コップで宝探し
紙コップを10個以上用意して、テーブル上に裏向きに置きます。その中の1個にだけ宝を隠し、参加者に1個ずつ持ち上げて宝を探してもらいます。
宝は、ペットボトルのフタ、包装されたキャンディ、小さなオモチャなど、何でも構いません。二人一組のグループ対抗にして、宝を見つけるまでの時間を競うといいでしょう。
一度宝の有無を確認したコップを覚えておく必要があるので、記憶力のトレーニングになります。
【必要なもの】 紙コップ、コップに隠す宝(ペットボトルのフタ、キャンディなど)
座ってできる高齢者向けレクリエーション【ホワイトボードゲーム】
ここでは座ってできる高齢者向けレクリエーション【ホワイトボードゲーム】についてご紹介していきます。
座ってできる高齢者向けレクリエーション【ホワイトボードゲーム】
文字並び替えゲーム
たとえば「さくら」なら「らさく」、「れいぞうこ」なら「うれこぞい」というように、3~6文字ぐらいのひらがなの言葉を、順番を変えてホワイトボードに書きます。もとの言葉を参加者に答えてもらいます。
ことわざクイズ
「○には○に」、「〇の鳥は◯を嫌う」、「〇〇は一日にしてならず」などと、ことわざや慣用句の一部分を伏せ字にしてホワイトボードに書き、参加者に正解を答えてもらいます。
正解した人には、そのことわざの意味も尋ねてみるといいでしょう。日本には様々なことわざがあるので、クイズを作ることに限りがありません。
都道府県クイズ
ホワイトボードに特定の都道府県に関するヒントを3つぐらい書き、参加者に答えてもらいます。ヒントには、その都道府県の名産品やゆかりのある有名人の名前を書きます。
たとえば「奈良県」なら、「大仏」、「鹿せんべい」、「法隆寺」といったヒントが思いつきます。
職員や参加者の出身地も入れておけば後で話題になり、コミュニケーション活性化にもなります。
連想ゲーム
一つの言葉から連想できる言葉を順に言って、数珠のようにつなげていくゲームです。
最初に職員が言葉(テーマ)を出します。たとえば「夏」がテーマなら、「夏→涼しい→アイスクリーム→デザート」というように、その言葉から連想する言葉を参加者に順番に言ってもらい、職員がホワイトボードに書き込んでいきます。
座ってできる高齢者向けレクリエーション【手指の体操】
ここでは座ってできる高齢者向けレクリエーション【手指の体操】についてご紹介していきます。
座ってできる高齢者向けレクリエーション【手指の体操】
指先体操
手や指を動かす指先体操は、手の機能訓練になるのはもちろん、脳を刺激して、認知症予防になると言われています。
手を開いたり閉じたりする「グーパー体操」、童謡の一節に合わせて指を動かす手遊びなど、いろいろな種類があります。
最初に担当の職員が書籍や動画で勉強して、参加者に分かりやすく手の動かし方を教えましょう。
後出しじゃんけん
じゃんけんのルールを使ったゲームです。手を動かしながら適切な脳トレができます。最初に、職員が「じゃんけん」と言いながらグー・パー・チョキのどれかを出して参加者全員に見せます。
そのあと、「あいこで」「勝って(負けて)ね」などと指示を出し、職員の「ぽん」の声で、参加者が一緒にグー・パー・チョキのどれかを出します。
参加者の様子を見てテンポを変えながら、疲れない程度にやりましょう。
箸で豆つかみ
皿に入った大豆を、一粒ずつ箸でつまんで別の皿に運ぶゲームです。指の運動になるのはもちろん、集中力を鍛える脳トレにもなります。
1分ぐらいの制限時間を決め、時間内に何粒の豆をつかめたかを競いましょう。大豆は、針金でできたクリップ(ゼムクリップなど)、おはじき、マカロニでも代用できます。
【必要なもの】 大豆、大豆を入れる大きめの皿、大豆を運ぶための皿(参加人数分)
座ってできる高齢者向けレクリエーション【創作や音楽】
ここでは座ってできる高齢者向けレクリエーション【創作や音楽】についてご紹介していきます。
座ってできる高齢者向けレクリエーション【創作や音楽】
折り紙
創作系のレクリエーションで手軽にできるのが折り紙です。子どもの頃にやったことがある人が多いので好き嫌いが少なく、簡単なものから難しいものまで、モチーフや折り方の種類が豊富です。
指先を使って折る作業には、脳を刺激する効果があるだけでなく、物作りの楽しさを感じることができます。
周りの人と折り方や折り紙に関する思い出について話が盛り上がるという利点もあります。
レクリエーションで折り紙を計画するときは、たとえば季節の花や伝統行事をテーマにしたり、ゴミ箱になる箱、本のしおりなどの実用的なものを選んだりと、参加者が「折ってみたい」「作ってみたい」と関心を持てるように工夫しましょう。
カラオケ大会
音楽レクリエーションを計画する場合、合唱や楽器演奏、音楽鑑賞会などがありますが、どれも人数分の楽器や譜面を用意したり、外部の演奏家に依頼したりと、準備に時間がかかります。
その点、手軽に計画できて楽しめるのがカラオケ大会です。
好きな歌を歌うことは脳を刺激しますし、リフレッシュやストレス発散になります。カラオケ用の機器はレンタルもできますが、利用者がいつでもカラオケを楽しめるよう常設している施設もあります。
介護施設のカラオケ大会では、担当の職員も歌を歌うことがあるかもしれません。参加者に喜んでもらえそうな持ち歌を何曲か準備しておきましょう。
オンライン観光
近所への散歩や買い物、花見などの外出をレクリエーションに加えている施設は多くありません。
特に入居型施設で室内で日々を過ごしている利用者にとって、外出レクリエーションは大切な気分転換の機会なので、楽しみにしている人も多いでしょう。
しかし、近年はコロナ禍の影響で外出を自粛しなければならない時期もあります。
そんな中で、オンラインで体験できる体操やお笑い、音楽などのレクリエーションサービスを提供する企業が増えています。
レクリエーションを盛り上げるコツ
ここではレクリエーションを盛り上げるコツについてご紹介していきます。
準備を徹底する
準備が十分でないと、進行がスムーズにいかずに段取りが悪くなる可能性があります。開催日の前日までには必要な道具がそろっているか、問題なく作動するかをチェックし、イスを並べる配置や進行手順を確認しておきましょう。
参加する利用者について調べることも大切です。体の状態はもちろんですが、性格や趣味、経歴、出身地、苦手なことなども把握しておきましょう。
会話のきっかけになるうえ、レクリエーション中に適した役目を割り振ったり、嫌な思いをしないよう配慮したりといった対応もしやすくなります。
実施を周知する
レクリエーション中の雰囲気はいいのに参加率が低いという場合は、周知が十分にできていない可能性もあります。
どんなレクリエーションを行うのかを分かりやすく案内したポスターを掲示板に貼って、利用者にアピールしましょう。
親しみやすいカラフルなデザインにする、レクリエーションのタイトルに工夫を加えるといったことも必要です。
日常の業務中に利用者と顔を合わせたときに「次のレクリエーションは〇〇ですよ。ぜひ参加してくださいね」と直接声をかけるのもいいでしょう。
ルールをわかりやすく説明する
職員にとっては当然の定番ゲームでも、ルールを知らない人や忘れてしまった人もいるかもしれません。
ゲーム系のレクリエーションをする際には、必ず最初に、簡単な言葉を使ってルールをきちんと説明しましょう。耳の聞こえにくい人にも聞こえやすいよう、ゆっくりとしたペースで話すのもコツです。
かけ声や声かけでムードをつくる
ゲームや競技系のレクリエーションを楽しくするには、「がんばれっ!」「その調子!」といった職員のかけ声が大切です。元気なかけ声や手拍子で、明るいムードを作りましょう。
クイズのような脳トレ系のレクリエーションでは、積極的に参加者に話しかけてコミュニケーションをとると、場の雰囲気が和やかになります。
クイズで正解した人やゲームで勝ったチームはもちろん、それ以外の人にも、できている部分を見つけ、「フォームがきれいですね」「今日は声が出ていますね」などとポジティブな声かけをして、モチベーションを高めましょう。
職員が失敗して見せる
ゲームのルールを全部説明したあとに、職員が悪い例としてわざと失敗して見せるのもいいですね。
会場に笑いが沸いて雰囲気が良くなり、その後のレクリエーションが楽しくなりやすくなります。
全員が参加できるようにする
参加者の性格はいろいろなので、積極的にレクリエーションに参加して皆を引っ張っていく人もいれば、自分からはあまり行動を起こせず孤立しがちな人もいます。
一部の人だけが楽しんでも、仲間に入れない人がいるのでは成功とはいえません。
職員が参加者全員に目を配って、チーム分けのときにバランスを考えた構成にする、動作が遅れがちな人はサポートするといった工夫をしましょう。
臨機応変に対応する
高齢者のレクリエーションでは、参加者がルールを守ってくれなかったり、始めてすぐにゲームに飽きてしまったりと、予定通りに進行できないこともあります。
そんなときは、ルールの難易度が高そうであればその場でルールを変更する、飽きた様子や疲れた様子が見られたら、他のゲームに切り替えるなど、柔軟に対応しましょう。
予定通りの進行に固執せず、参加者がリラックスして楽しんでいるかどうかを最優先に考えることが大切です。
レクリエーションを実施するうえでの注意点
レクリエーションを行う際には、気をつけなければならないことや配慮すべきことがいくつかあります。基本的な注意点を確認しておきましょう。
参加を強要しない
レクリエーションは、利用者の自由意志で参加するものです。
職員は参加を勧めることはできますが、無理やり参加させることはできません。レクリエーションの途中でも、利用者の意思を尊重することが大切です。
たとえばカラオケ大会では、「〇〇さんも歌ったから」という理由で、歌いたくない人に歌わせることはしないようにしましょう。
無理のない範囲で楽しんでもらう
レクリエーションは、利用者の体調や介護度に応じて適切に行うことが必要です。
事前に企画を考えるときには、無理な負荷をかけないように配慮しましょう。ゲームの進行は速めにし、参加者が疲れていると感じたら休憩を入れるか、終了させましょう。
安全面の確認をする
レクリエーションの際には、担当の職員は事故を防ぐために注意深く見守ることが大切です。
車椅子の利用者はイスに移ることができれば安心ですが、できない場合は、車椅子にロックをしてください。また、イスや車椅子の座面がしっかりしているかどうかも確認しましょう。
たとえば車椅子の座面がへこんでいると、利用者が動くときに落下する恐れがあります。
レクリエーションで使う道具や周りの環境にも気をつけます。硬かったり重かったりするものはケガの原因になるので避けましょう。
利用者同士がぶつからないように、両腕を伸ばせるくらいのスペースを確保しましょう。
高齢者への敬意を忘れない
介護職は利用者に敬語で話すのがマナーです。しかし、レクリエーションで盛り上がってくると、つい普段よりくだけた言葉遣いになってしまうこともあるかもしれません。
参加者が気分よく楽しんでいるなら問題ありませんが、子どもみたいに扱うような言い方や強制的な口調は絶対にやめましょう。
いつも参加者を尊重し、敬意を持って接することを忘れないでください。
参加者に合わせた企画を考える
職員が一生懸命に企画したレクリエーションでも、参加者が興味を持たない内容だと、盛り上がりにかけるのは仕方ありません。
高齢者の趣味や興味は人それぞれです。たとえば介護施設の音楽レクリエーションで、童謡や演歌などの歌謡曲を選ぶことが多いですが、演歌よりも洋楽が好きだったり、昔の曲よりも最新の曲を聴きたかったりする人もいるでしょう。
「高齢者はこんなレクリエーションが楽しいはず」という先入観は捨てて、利用者の視点で企画を考えることが大切です。
多様な個性を持つ利用者全員が100%満足する企画を立てるのは難しいですが、利用者の意見に耳を傾けて、できるだけ要望を反映させていきましょう。
今後のために記録をつける
レクリエーションがおわったあとは、今後のために課題を書き留めておきましょう。
参加者に感想を聞くと、「ルールが難しかった」「説明が長くて飽きた」といった担当職員が気づかなかった課題が出てくることもあります。
次の企画でそうした点を改善すれば、もっと盛り上がる、みんなが楽しめるレクリエーションになるでしょう。
まとめ:座ってできる高齢者向けレクリエーションはQOLを向上におすすめ
レクリエーションは、気分を変えたり、楽しんだり、コミュニケーションを取ったり、身体機能を保ったり・高めたりするなど、いろいろな目的とメリットがあります。
体の状態に応じて適切な頻度で行うことで、利用者の毎日を充実させ、QOL(生活の質)を上げることができるので、介護職にとってはやり甲斐のある仕事です。
企画の内容だけでなく、レクリエーションの進め方や盛り上げ方も大切です。
レクリエーションの時間をできるだけ多くの利用者に心から楽しんでもらえるよう、安全面に気をつけながら工夫を重ねましょう。