フラワーリボンは、プレゼントやコサージュなどとして使用できる、リボンのアレンジ方法です。入園式や母の日のプレゼントなど、保育園でもさまざまなシーンで活用できます。リボンに少しアレンジを加えるだけで、華やかな印象を演出できるでしょう。
そこで今回は、フラワーリボンの作り方やリボンのアレンジ方法、作る際のポイントなどをご紹介します。イベントを控えている際やリボンのアレンジ方法が分からず困っている際は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
プレゼントに添える可愛いリボンの作り方6選
お誕生日や母の日、父の日、敬老の日、クリスマスなど、保育園ではプレゼントを渡す機会がたくさんあります。また、入園式や卒園式などの行事の際にもリボンを使用することがあるかもしれません。
ここでは、そういった場に相応しい、リボンのアレンジ方法をご紹介します。「蝶々結びではアクセントが足りない」「華やかさが欲しい」といったときにおすすめです。
フラワーリボン
フラワーリボンは、お花の形にデコレーションしたリボンのことです。大きなお花が華やかさを演出してくれます。
【用意するもの】
- リボン
- はさみ
【結び方】
- リボンを片手の指(4本)に5回程度巻きつける
- 手から抜き取り、平たく折る
- 余った部分をカットする
- リボンの真ん中に、両サイドから切り込みを入れる
- 中央にリボンを巻き固定する
- リボンが重なっている部分を少しずつずらして完成
バタフライボウ
蝶々のような可愛らしい形のバタフライボウ。簡単にできて可愛いため、人気のある結び方です。蝶々結びのバランスがとりにくいときは、バタフライボウにアレンジしてみてはいかがでしょうか。
【用意するもの】
- リボン
- はさみ
- 針金
【結び方】
- 左側のリボンが長くなるようにして、輪を作る
- リボンがクロスするところを中心にして、指で押さえる
- 左側のリボンの足を、下から斜め右の後ろ側に回して輪を作る
- 後ろに回したリボンを斜め左下の手前に戻して輪を作る
- 指で押さえている中心部分を針金で留める
- 指でリボンの形を整えたら完成
シャギーホウ
フラワーリボンに、さらにアレンジを加えた結び方です。シャギーボウは、リボンに切り込みを加えるため、少しシャープで大人っぽい印象になります。
【用意するもの】
- リボン
- はさみ
【結び方】
- リボンを片手の指(4本)に7回程度巻きつける
- 手から抜き取り、平たく折る
- 余った部分をカットする
- リボンの真ん中に、両サイドから切り込みを入れる
- 中央にリボンを巻き固定する
- リボンの8の字状になっている部分の両端を、斜めにカットする
- 反対側も同様に行う
- リボンが重なっている部分を放射状になるようにずらして完成
フラットリボンフラワー
リボンの側面を使ったアレンジ方法です。リボンの表面を見せるアレンジ方法が多い中、側面を見せる技法は珍しいため、人目を引き付けられるでしょう。
【用意するもの】
- リボン1~3種類
- はさみ
- スパンコールなどの装飾品
- 接着剤
【結び方】
- 1枚の花びらにつき3つの長さの違うリボンを使用するため、配色や花びらの枚数を先に決める
- 花びら1枚につき6cm、4cm、2cmの長さのリボンを用意する
- 2cm、4cm、6cmの順にUの字に折り曲げ、重ね合わせる
- 重ね合わせた先端を糸で縫って留める
- 花びらを丸く並べて縫い合わせる
- 花の中心部にスパンコールなどの装飾品を接着して完成
ディオールボウ
ディオールボウは上品さが魅力です。落ち着いた印象なので、子どもへのプレゼントよりも、保護者向けのプレゼントに適しているでしょう。
【用意するもの】
- リボン
- はさみ
- のり
- ホッチキス
【結び方】
- リボンを長さの違う4本に切り分ける
※切らずに重ねていっても◎ - 輪を作り、ホッチキスで留める
- 長さ順に並べる
- 一番上のリボンの輪の中に別のリボンを通す
- 通したリボンは輪を作り後ろ側で留める
- 余ったリボンを切り落として完成
リボンロゼット
https://twitter.com/artzakka/status/962848409085292544
リボンロゼットは、幾重にも重なるプリーツが特徴的なリボンアレンジです。コサージュなどに適しており、入学式や卒園式などでも使用できます。
【用意するもの】
- リボン(30cm~800cm)
- くるみボタン台
- くるみボタンを包む布
- フェルト
- ブローチ金具
- はさみ
- グルーガン
- ボンド
- 両面テープ
- 定規
- 鉛筆やチャコペン
【結び方】
- ベースになる布を丸く切る
- リボンを横に伸ばして置き、下の方に細めの両面テープを貼る
- 裏側も同じように両面テープを貼る
- リボンの先端部分を裏側に少し折り曲げる
- 両面テープをはがしながら、プリーツを作っていく
- くるみボタンをフェルトの上に置き、鉛筆で周囲をなぞり丸を描く
- 線に沿ってはさみで切る
- くるみボタンを包む布を、くるみボタンより2周り大きいサイズに切る
- くるみボタンの表側にボンドを塗り、布を貼る
- 裏返して余った布を入れ込む
- くるみボタンの裏側パーツをボンドで取り付ける
- リボンの両面テープのところに、くるみボタンを付ける
- リボンを裏返し、グルーガンでフェルトと金具を付けて完成
保育園でのフラワーリボンの使い方
フラワーリボンは、リボンの存在感や華やかさがアップする、おしゃれなアレンジ方法です。保育園や幼稚園で活用できるシーンをご紹介するので、ぜひ導入してみてくださいね。
保護者やご家族へのプレゼントに添える
保育園では、1年の間にさまざまな行事をお祝いします。そのため、プレゼントを用意する機会も多いでしょう。保育園で保護者やご家族の方へプレゼントをあげる機会の一例は、以下の通りです。
- 母の日
- 父の日
- 敬老の日
- お別れ会(卒園式) など
プレゼントに添えるリボンをフラワーリボンにアレンジするだけで、一気に華やかな印象になり、子どもたちが作った作品を引き立ててくれます。
子どもたちへのプレゼントに添える
保育者から子どもたちへのプレゼントに添えるのもおすすめです。特にお誕生日やクリスマスなどでは、シンプルなものよりも派手な飾り付けの方が好まれます。
また、子どもたちへのプレゼントを渡す際にひと手間アレンジを加えることで、子どもや保護者に「時間をかけて丁寧に飾ってくれた」「気持ちがこもっている」といった印象を与えられます。保育士としてのスキルや心遣いに関する評価も高まるでしょう。
発表会やお祝いの日に胸元に付ける
フラワーリボンやロゼットは、コサージュとしても活用できます。発表会や卒園式といった大きな行事の際に胸元に付けてみてはいかがでしょうか。
保育者だけでなく、子どもたちのコサージュとしても使用できます。一人ひとり、色やアレンジを変えると個性が出て面白いでしょう。
お当番バッジとして使用する
お当番の目印の付け方は園によりさまざまですが、バッジを使用している園が多いでしょう。フラワーリボンをはじめとするリボンアレンジは、お当番バッジにも使用できます。
お当番バッジは、日替わりや週替わりで当番をする場合に、どの子が当番か分かるように洋服の肩や裾などに付けておくバッジです。保育士が手作りすることが多いので、リボンアレンジを導入してみてはいかがでしょうか。
フラワーリボンを作る際のポイント
フラワーリボンを作る際のポイントをご紹介します。リボンアレンジは簡単そうに見えて意外と難しいものも多く、「自分で作ってみたら上手くできなかった」という方も少なくありません。ポイントを押さえておくと、綺麗に作れるようになります。
リボンは太いものを選ぶ
使用するリボンのサイズに気を付けましょう。リボンアレンジでは、細いリボンが合う場合もありますが、フラワーリボンには細すぎるリボンは適していません。幅は20mm前後のものが丁度よいでしょう。
また、リボンの素材によっても仕上がりの雰囲気が変わります。例えば、レースのような素材を選べばふわふわとした可憐な印象になり、少し固めの弾力感のある素材を選べば立体感が増し、存在感のあるリボンになります。
切り込みは小さめに
フラワーリボンを作る際は、切り込みを小さめにするのもポイントです。切り込みが大きすぎると、表面に切り込みが見えてしまう可能性があります。
また、切り込みが大きいと芯になる部分が減るため、強度が弱くしっかりと花びらが立ち上がらなくなるリスクもあります。片側2~3mm程度の切り込みで十分でしょう。
まとめ
フラワーリボンは、数あるリボンのアレンジ方法のうちの一つです。普通に結ぶよりも華やかさが増し特別感がでます。入園式や卒園式といった行事で付けるコサージュや、プレゼントに添えるリボンとしても活用できます。
フラワーリボンを作る際は、今回ご紹介した「リボンのサイズに気を付ける」「切り込みを小さくする」といったポイントを踏まえて作ってみてくださいね。可愛いリボンを使用すれば、子どもたちもきっと、保育者の心遣いに喜んでくれるでしょう。