毎回同じ手遊びではなく、季節によって取り入れる手遊びを変えると子どもたちの興味・関心を育てつつ、季節感を学ばせることができます。
この記事では、取り入れやすく秋の季節におすすめの手遊び歌を10曲紹介します。
あわせて秋の手遊びを取り入れるメリットについても解説するので、どのようなねらいを持って保育に取り入れたほうが良いかという点も考慮するとさらに効果的でしょう。
秋の手遊びの取り入れるメリット
秋は、色鮮やかな風景や収穫の時期、涼しい風が心地よい季節として、私たちを楽しませてくれます。
この自然の変化を保育の中で感じさせて、子どもたちの楽しい学びの時間にするのはとてもおすすめです。
特に手遊びを一緒に楽しむことで、以下のようなメリットがあります。
秋の季節感を学べる
1つは、秋という季節にどのような生き物や食べ物があるのかということを手遊びを通して学べることです。
たとえば、落ち葉を拾ったり、どんぐりを手にとってみることで、秋ならではの楽しさやわくわく感を共有できます。
これが、季節ごとの美しさや自然の大切さを感じる第一歩になるかもしれませんね。
手遊びを通して五感を養える
2つめは、手遊びとして保育に取れることで単に学ぶだけでなく、五感を養うことが可能です。
紅葉の葉っぱのさらさらとした手触りや、新鮮な果物の甘い香り。そんな自然の贈り物を使った遊びは、視覚や嗅覚を刺激して、秋の楽しさを倍増させてくれるでしょう。
さらに、秋風の音や虫たちの合唱を真似る遊びは、聴覚を楽しませてくれます。
これらの体験を通して、子どもたちは自然と言葉を見つけて、自分たちの感じたことを伝える喜びを感じることができるのです。
秋の手遊びをおこなったあと、実際に外へ出て落ち葉や虫など秋を感じられるものを探しにいくのも良いですね。
秋におすすめ!かんたん手遊び10選
ここからは明日からかんたんに取り入れられる秋の手遊びを紹介していきます。
もちろんすべて取り入れるのではなく、取り入れやすく子どもたちが楽しめる手遊びを選んでみてください。
やきいもグーチーパー
歌詞
ほかほか ほかほか あちちの チー
たべたら なくなる なんにも パー
それ やきいも まとめて グーチーパー
どんぐりとこりす
https://www.youtube.com/watch?v=2C7YsA2l5bY
歌詞
ころころひとつ ころころふたつ ころころみっつ ころころよっつ
ころころころころ いつつ むっつ ななつ やっつ ここのつ とお
こりすにおわれてかけてった
どんぐりころころ つかまった つかまった
ころりんひとつ ころりんふたつ ころりんみっつ ころりんよっつ
ころりんころりん いつつ むっつ ななつ やっつ ここのつ とお
こりすのおててにつかまった
おおきなくりのきのしたで
歌詞
木の下で あなたと
わたし なかよく
遊びましょう 大きな栗の
木の下で
〜くりかえす〜
まつぼっくり
歌詞
高いお山にあったとさ
ころころころころ
あったとさ
おさるがひろって
たべたとさ
まつぼっくりがあったとさ
高いお山にあったとさ
ころころころころ
あったとさ
おさるがひろって
たべたとさ
まっかなもみじ
歌詞
つたの葉っぱが真っ赤だな
もみじの葉っぱも真っ赤だな
沈む夕陽に照らされて
真っ赤なほっぺたの君と僕
真っ赤な秋に囲まれている
真っ赤だな 真っ赤だな
烏瓜って真っ赤だな
トンボの背中も真っ赤だな
夕焼け雲を指差して
真っ赤なほっぺたの君と僕
真っ赤な秋に呼びかけている
真っ赤だな 真っ赤だな
彼岸花って真っ赤だな
遠くの焚き火も真っ赤だな
お宮の鳥居をくぐりぬけ
真っ赤なほっぺたの君と僕
真っ赤な秋をたずねてまわる
どんぐりころころ
歌詞
おいけにはまって さあたいへん
どじょうがでてきて こんにちは
ぼっちゃん いっしょに あそびましょう
どんぐり ころころ よろこんで
しばらくいっしょに あそんだが
やっぱりおやまが こいしいと
ないては どじょうを こまらせた
くいしんぼうなゴリラのうた
歌詞
皮むいて皮むいてパクンと食べた!
ドンドコドンドン ドンドコドンドン
おーうまい!
くいしんぼうのゴリラがレモンをみつけた
皮むいて皮むいてパクンと食べた!
ドンドコドンドン ドンドコドンドン
おーすっぱい!
くいしんぼうのゴリラが玉ねぎみつけた
皮むいて皮むいて
皮むいて皮むいて
皮むいて皮むいて
食べるところがなくなった
ドンドコドンドン ドンドコドンドン
うぇ〜ん うぇ〜ん!
ちいさい秋みつけた
歌詞
ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた
めかくし鬼さん 手のなる方へ
すましたお耳に かすかにしみた
よんでる口笛 もずの声
ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた
誰かさんが 誰かさんが 誰かさんが みつけた
ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた
お部屋は北向き くもりのガラス
うつろな目の色 とかしたミルク
わずかなすきから 秋の風
ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた
誰かさんが 誰かさんが 誰かさんが みつけた
ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた
むかしの むかしの 風見の鳥の
ぼやけたとさかに はぜの葉ひとつ
はぜの葉あかくて 入日色
ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた
むしのこえ
歌詞
チンチロ チンチロ チンチロリン
あれすずむしも なきだした
リンリンリンリン リインリン
あきのよながを なきとおす
ああおもしろい むしのこえ
キリキリキリキリ こおろぎや
がちゃがちゃ がちゃがちゃ くつわむし
あとからうまおい おいついて
チョンチョンチョンチョン スイッチョン
あきのよながを なきとおす
ああおもしろい むしのこえ
ゆうやけこやけ
歌詞
山のお寺の 鐘が鳴る
おててつないで みなかえろう
からすと いっしょに かえりましょ
子供がかえった あとからは
まるい大きな お月さま
小鳥が 夢を見るころは
空にはきらきら 金の星
まとめ:秋の季節にあわせた手遊びを取り入れて季節感を楽しみましょう
今回は秋の手遊びをテーマに取り入れやすい手遊び歌をいくつか紹介しました。
夏や冬などに比べると秋の期間は短いため、あらかじめどのような手遊び歌を取り入れるか決めておくと良いでしょう。
また、記事の冒頭でも述べたように秋は、紅葉やどんぐり、松ぼっくりなど季節ならではのものが多くあります。
そのため、手遊び歌で秋を子どもたちに学んでもらいつつ、実際に外へ出て秋を探しにいくのもおすすめです。