冬の訪れとともに、外の遊びが難しくなる日も増えてきます。
そんな寒い日でも、室内で子どもたちと楽しく過ごす方法として「冬の手遊び」がおすすめです。
冬ならではの情景や生き物を取り入れた手遊びは、子どもたちの五感を刺激し、季節感を身近に感じることができます。
この記事では、保育士の方々に向けて、冬の季節にぴったりの手遊びのアイデアや、その楽しみ方を紹介していきます。
冬ならではの手遊びを楽しむポイント3つ
冬は外の気温が低くなったり、場所によっては雪が降ったりとこの季節でしか体験できない環境になります。
そのため保育の現場では、この時期ならではの手遊びを取り入れることで、子どもたちに冬の楽しさや特徴を伝えることができます。
そこで、冬の手遊びをより一層楽しむためのポイントを3つご紹介します。
- 季節にぴったりな手遊びを選ぶ
- 子どもたちが覚えやすい手遊びを選ぶ
- 室内で暖かく過ごしながら遊ぶ
季節にぴったりな手遊びを選ぶ
1つめのポイントは、季節に適した手遊びを選ぶことです。冬には冬ならではの自然や風物詩があります。
例えば、雪だるまを作ったり、雪の結晶の形を手で再現するなどの手遊びは、季節感を肌で感じさせてくれます。
これにより、子どもたちは冬の気候や風物詩をより深く理解することができるでしょう。
さらに、冬の歌や詩を取り入れながらのリズム遊びも効果的です。
子どもたちが覚えやすい手遊びを選ぶ
2つめは、子どもたちが覚えやすい手遊びを選ぶことです。
手遊びは繰り返し楽しむことで、子どもたちの記憶に定着しやすくなります。
特に冬の手遊びは、シンプルでリズムの良いものを選ぶと、子どもたちが自然と身につけやすくなります。
逆に歌の内容や振り付けが難しいものは、子どもたちの飽きへつながってしまうこともあるため、できるだけ避けるようにしましょう。
室内で暖かく過ごしながら遊ぶ
3つめは、防寒対策を十分にしてから遊ばせることです。
冬になると、気温も急に下がり子どもたちも体調を崩しやすくなります。
そのため、暖房の設定温度を調節し、暖かく快適な環境を整えてから遊ぶようにしましょう。
冬におすすめの手遊び5選
ここからは、実際に冬にぴったりの手遊びを5つに厳選して紹介します。
歌詞と参考になる動画をあわせて紹介していますので、取り入れやすい手遊びを選んでみてください。
- ゆき
- いとまき
- ペンギンマークのひゃっかてん
- 雪だるまのチャチャチャ
- クリスマスケーキのうた
ゆき
歌詞
降っては 降っては ずんずん 積(つも)る
山も野原も 綿帽子(わたぼうし) かぶり
枯木(かれき) 残らず 花が咲く
雪やこんこ あられやこんこ
降っても 降っても まだ降りやまぬ
犬は喜び 庭かけまわり
猫はこたつで 丸くなる
雪やこんこ あられやこんこ
降っては 降っては ずんずん 積(つも)る
山も野原も 綿帽子(わたぼうし) かぶり
枯木(かれき) 残らず 花が咲く
雪やこんこ あられやこんこ
降っても 降っても まだ降りやまぬ
犬は喜び 庭かけまわり
猫はこたつで 丸くなる
いとまき
歌詞
いと まき まき
ひいて ひいて トントントン
いと まき まき
いと まき まき
ひいて ひいて トントントン
できた できた
あなたの ぼうし
いと まき まき
いと まき まき
ひいて ひいて トントントン
いと まき まき
いと まき まき
ひいて ひいて トントントン
できた できた
ぞうさんの ぼうし
いと まき まき
いと まき まき
ひいて ひいて トントントン
いと まき まき
いと まき まき
ひいて ひいて トントントン
できた できた
りすさんの ぼうし
いと まき まき
いと まき まき
ひいて ひいて トントントン
いと まき まき
いと まき まき
ひいて ひいて トントントン
できた できた
わたしの ぼうし
ペンギンマークのひゃっかてん
歌詞
1階は、化粧品
それ ドッキンドッキン わくわく
お化粧しちゃおう パタパタ
ペンギンマークの百貨店
2階はスポーツ店
それ ドッキンドッキン わくわく
ホームランうつぞ カキーン
ペンギンマークの百貨店
3階はペット屋さん
それ ドッキン ドッキン わくわく
チワワをだっこ ギュ!
ペンギンマークの百貨店
4階は本屋さん
それ ドッキンドッキン わくわく
どれにしようかな コレ!
ペンギンマークの百貨店
5階は映画館
それドッキンドッキン わくわく
静かにしましょう シー
雪だるまのチャチャチャ
歌詞
そとは まっしろけ チャチャチャ
ゆきダルマを つくったら
ダルマが おどりだす チャチャチャ
パパゴンダルマ チャチャチャ
ママゴンダルマ チャチャチャ
チビゴンダルマも なかまいり
チャチャチャでおどります チャチャチャ
クリスマスケーキのうた
歌詞
イチゴを のせて
サンタさんと
いっしょに たべたい
クリスマスケーキ パクッ
まるいケーキ まるいケーキ
ちいさなケーキ
リスさんと
いっしょに たべたい
クリスマスケーキ もぐっ
まるいケーキ まるいケーキ
おおきなケーキ
ゾウさんと
いっしょに たべたい
クリスマスケーキ パクッ
手遊びを取り入れるときの注意点3つ
手遊びは、子どもたちの心と体の発達をサポートする素晴らしい活動の一つです。
しかし、保育の現場で手遊びを取り入れる際には、いくつかの注意点を押さえておくことが大切。
ここでは、子どもたちと共に楽しく、かつ安全に手遊びを進めるための3つの注意点をご紹介します。
子どもたちの安全を最優先に
何よりも大切なのは、子どもたちの安全を確保すること。
手遊びを行う際には、床が滑らないか、周りに危ないものがないかといった環境のチェックが欠かせません。
また、特に跳び跳びや大きな動きを伴う手遊びでは、十分なスペースを確保し、他の子どもや物とぶつからないように注意が必要です。
年齢に適した手遊びを選ぼう
子どもたちの年齢や発達段階に応じて、適切な手遊びを選ぶことが肝心。
乳児期の子どもにはシンプルでゆっくりとしたリズムの手遊びが適している一方、幼児期の子どもたちは少し複雑な動きやリズムを楽しむことができます。
参加を強要せず、子どものペースを尊重する
全ての子どもが手遊びに興味を持つわけではありません。
ある子は積極的に参加する一方、別の子は見ているだけで満足するかもしれません。
そのため、参加を強要するのではなく、子どもたちの気持ちやペースを大切にし、自然と手遊びに参加したくなるような環境を整えることが重要です。
まとめ:冬の手遊びで特別な季節を楽しみに
今回は冬におすすめの手遊びを5つに厳選してご紹介しました。
どれも冬やどのような季節なのか子どもたちがイメージしやすいものになっています。普段の保育で取り入れやすいものを選んでみてください。
一方、冬になると急に寒くなるため、体を動かすとケガをしやすい時期でもあります。
本記事でも紹介したように子どもたちの安全を第一に考えつつ、楽しい手遊びを行えるようにしましょう。