トイレットペーパーの芯は、身近にある材料の中でも工作にぴったりのアイテムです。丈夫で加工しやすく、動物や乗り物、小物入れなど、アイデア次第でさまざまな作品を作ることができます。
特別な道具がなくても簡単に作れるので、小さな子どもでも楽しくチャレンジできます。親子で一緒に取り組めば、想像力や創造力を育む良い機会にもなります。
この記事では、トイレットペーパーの芯を使った簡単で楽しい工作アイデアを8種類紹介します。遊びながら学べる知育おもちゃや、かわいいインテリア作品まで、幅広いアイデアを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
トイレットペーパーの芯工作に必要な材料と道具
トイレットペーパーの芯工作は、特別な道具がなくても簡単に楽しめます。基本的な材料をそろえれば、さまざまなアイデアを形にすることができます。また、家にあるものを上手に活用すれば、コストをかけずに楽しく工作ができます。
ここでは、トイレットペーパーの芯工作に必要な基本の材料や、安全に使える道具の選び方を紹介します。
基本の材料と道具一覧
トイレットペーパーの芯を活用するためには、以下の基本的な材料と道具があると便利です。
基本の材料
必要な道具
基本の材料と道具をそろえておくと、アイデア次第でさまざまな工作が楽しめます。
子どもが安全に使える道具の選び方
子どもと一緒に工作を楽しむには、安全な道具を選ぶことが重要です。特に幼児や低学年の子どもが使用する道具は、扱いやすく、安全性の高いものを選ぶようにしましょう。
はさみを使う場合は、先が丸く、軽くて握りやすい子ども用のものを選ぶと安心です。のりやボンドは、誤って手についたり口に入れたりしても安全な「水のり」や「子ども向けの木工用ボンド」を使用するとよいでしょう。また、テープを使う場面では、はさみを使わなくても簡単に貼れる「両面テープ」や「シールタイプののり」を活用すると、小さな子どもでもスムーズに作業できます。
一方で、カッターを使う作業は、子どもが扱うと危険が伴うため、大人が担当するのが基本です。トイレットペーパーの芯を細かく切る必要がある場合は、事前に大人が準備しておくとスムーズに作業が進みます。特に芯の硬い部分を切る際は、手を保護するために軍手を使うとより安全です。
簡単に作れるトイレットペーパーの芯工作アイデア8選
トイレットペーパーの芯を使えば、簡単で楽しいおもちゃが作れます。動物フィギュアや探検ごっこに使える双眼鏡、ロケットや飛行機など、アイデア次第で遊びの幅も広がります。親子で一緒に作れば、工作の楽しさだけでなく、遊びの時間も充実します。
ここでは、トイレットペーパーの芯を使って簡単に作れる工作アイデアを紹介します。
かわいい動物フィギュア|ウサギ・ネコ・ゾウなど
トイレットペーパーの芯を動物の形にデコレーションすれば、かわいいフィギュアが作れます。色を塗ったり、耳やしっぽをつけたりすれば、オリジナルの動物が完成します。
材料
作り方
並べて飾るだけでもかわいく、動物ごっこ遊びにもぴったりです。
双眼鏡&望遠鏡|探検ごっこにぴったり
トイレットペーパーの芯を2本つなげると、探検ごっこにぴったりの双眼鏡が作れます。1本の芯で望遠鏡を作れば、海賊ごっこや冒険遊びにも使えます。
材料
作り方
これを持ってお家の中や公園で探検ごっこをすれば、より楽しい遊びが広がります。
ロケット&飛行機|空を飛ぶ乗り物を作ろう
トイレットペーパーの芯を活用して、空を飛ぶ乗り物を作ることもできます。ロケットや飛行機を作れば、宇宙や空をテーマにした遊びが楽しめます。
材料
ロケットの作り方
飛行機の作り方
完成したら、宇宙ごっこや飛行機遊びが楽しめます。 また、色を塗ったり画用紙を貼ったりする工程は、子ども自身に好きな色を選ばせて自由な発想で工作を楽める工夫をすると良いでしょう。
スタンプ遊び|芯を使って模様を作ろう
トイレットペーパーの芯の丸い形を活かして、スタンプ遊びをしてみましょう。紙にポンポン押すだけで楽しい模様ができるので、小さな子どもでも簡単に楽しめます。
材料
作り方
トイレットペーパーの芯を使ったスタンプ遊びは、簡単にアレンジできるのが魅力です。たとえば、芯を指でつまんでハートの形にしてから押せば、かわいいハート型のスタンプが作れます。
また、丸い形を少しずつ重ねて押し、中心に別の色をつけると、お花の形にアレンジすることもできます。さらに、いろいろな色の絵の具を使えば、カラフルで華やかな模様を作ることができ、オリジナルのデザインが楽しめます。
指人形|お話を作って遊ぼう
トイレットペーパーの芯を使って、指人形を作れば、お話を考えながら遊べる知育おもちゃになります。動物やキャラクターを作って、親子でごっこ遊びを楽しみましょう。
材料
作り方
トイレットペーパーの芯を使った指人形は、簡単に作れるうえに、ごっこ遊びとしても楽しめます。たとえば、ネコやイヌ、クマなどの動物キャラクターを作り、それぞれに名前や性格をつけてお話を考えると、子どもの想像力が広がります。
また、家族の顔を描いて「おうちごっこ」をすれば、親子での会話も弾むでしょう。さらに、いくつかの指人形を作って並べれば、ミニ劇場のようにして物語を演じることもできます。簡単に作れて、遊びの幅も広がる指人形は、親子のコミュニケーションにもぴったりです。
トイレットペーパーの芯で迷路|動くおもちゃを作ろう
トイレットペーパーの芯を使って、ボールを転がす迷路を作れば、遊びながら試行錯誤できる知育工作になります。
材料
作り方
迷路の作成は、他の工作と比べると考えながら作る必要があるため、難易度が少し高くなります。学びながら工作することはとても大切ですが、難しすぎると子どもも飽きてしまうため、大人がしっかりサポートしてあげながら進めると良いでしょう。
ペン立て&小物入れ|実用的なアイデア
トイレットペーパーの芯を活用して、ペン立てや小物入れを作れば、実用的でかわいいアイテムが完成します。デスク周りを整理するのにもぴったりです。
材料
作り方
芯に動物やロボットの顔をデザインすれば、可愛らしいキャラクター風のペン立てが作れます。また、芯を横にして開口部を作れば、小さな引き出しのような小物入れとして使うことも可能です。さらに、いくつかの芯を並べて固定すれば、ペンや細かい文房具を種類ごとに分けて収納できる仕切り付きケースとしても活用できます。
マリオネット人形|糸で動かして遊ぼう
材料
作り方
難易度は高めの工作ですが、ひもを動かすことで、自分の作ったキャラクターが動く楽しさを味わえるのも、この工作の魅力です。少し工夫を加えて、オリジナルのおもちゃや実用品作りにチャレンジしてみましょう。
トイレットペーパーの芯工作の魅力と楽しむためのポイント
トイレットペーパーの芯は、手軽に手に入るうえ、切ったり貼ったりしやすい便利な素材です。動物や乗り物、おもちゃなど、アイデア次第でさまざまな作品を作ることができ、親子で楽しく工作を楽しめます。
さらに、廃材を活用することで環境への意識を高めたり、子どもの創造力を育んだりすることもできます。ここでは、トイレットペーパーの芯工作の魅力や、安全に楽しむためのポイントを紹介します。
トイレットペーパーの芯工作の魅力とは?
トイレットペーパーの芯を使った工作には、さまざまな魅力があります。簡単に作れるだけでなく、アイデア次第で自由に形をアレンジできるのが特徴です。
お金をかけずに楽しめる
家庭で出る廃材を活用できるので、特別な材料を買わなくても工作ができます。気軽に始められるのが魅力です。
加工しやすく、自由にアレンジできる
トイレットペーパーの芯は、折る・切る・貼る・塗るなど、さまざまな方法で形を変えられます。動物や乗り物、オブジェなど、工夫次第でいろいろな作品が作れます。
遊びながら知育にもつながる
色や形を考えながら作ることで、子どもの創造力を育むことができます。また、ハサミを使ったり、紙を丸めたりすることで、指先の発達にも役立ちます。
トイレットペーパーの芯を使った工作は、作る楽しさだけでなく、完成後もおもちゃとして遊べるのが魅力です。
リサイクル工作で子どもの創造力を育てる
トイレットペーパーの芯を使った工作は、環境への関心を高めながら、子どもの創造力を伸ばすことにもつながります。身近なものを工夫して新しい作品を作ることで、楽しみながら学ぶことができます。
ものを大切にする気持ちが育つ
使い終わったものを再利用することで、「捨てる前に何かに使えないかな?」と考える習慣が身につきます。身近なもので新しいものを作る楽しさを実感できるのも、大きな魅力です。
自由な発想を形にできる
筒の形を活かして、動物や乗り物、オリジナルキャラクターなど、さまざまな作品を作ることができます。「何を作ろう?」と考えるだけでも、想像力がぐんぐん広がります。
手先の器用さが鍛えられる
ハサミやのりを使う作業を通じて、細かい動作の練習になります。さらに、折る・丸める・つなげるといった作業も、指先の発達に役立ちます。
特に工作は「これで何を作ろう?」と考える時間も、子どもにとって大切な学びのひとつです。
安全に楽しむためのポイント
トイレットペーパーの芯を使った工作は手軽に作れますが、子どもと一緒に楽しむ際は、安全に配慮することが大切です。
ハサミやカッターの使用は大人がサポートする
芯を切るときは、子ども用のハサミを使うか、大人が手伝いましょう。カッターを使う場合は、ケガのリスクがあるため、大人が担当すると安心です。
のりや接着剤の種類に注意する
子どもが使う場合は、安心して使えるスティックのりや木工用ボンドを選びましょう。強力な接着剤は避け、使用後は手を洗う習慣をつけるとより安全です。
小さな装飾パーツは誤飲に注意する
ビーズやボタンなどの小さなパーツを使う場合は、特に幼児が誤って口に入れないよう、大人が見守りながら作業しましょう。
作業スペースを確保し、片付けしやすい環境を作る
新聞紙を敷いたり、専用の工作スペースを作ると、作業後の片付けがスムーズになります。また、材料や道具をあらかじめ整理しておくと、作業しやすくなります
子どもと一緒に工作をする際の注意点
トイレットペーパーの芯を使った工作は、簡単に楽しく取り組める一方で、安全面にも気を配ることが大切です。特に、小さな子どもと一緒に作業をする場合は、誤飲やケガのリスクに注意しながら進める必要があります。
また、使用する道具の適切な扱い方や、作業後の片付け習慣をつけることで、より快適に工作を楽しむことができます。 ここでは、子どもと安全に工作を楽しむためのポイントを紹介します。
誤飲やケガを防ぐためのポイント
トイレットペーパーの芯自体は安全ですが、工作に使う小さなパーツやハサミなどの道具には注意が必要です。特に幼児と一緒に作業をする場合は、誤飲やケガのリスクを防ぐための工夫をしましょう。
誤飲を防ぐためには、小さな部品(ビーズ・ボタン・シールなど)は大人が管理し、子どもが自由に触れないようにすることが大切です。特に3歳以下の子どもには、誤って口に入れる危険があるため、細かい材料の使用は避けたほうがよいでしょう。もし小さなパーツを使う場合は、接着剤でしっかり固定し、取れやすい装飾はできるだけ控えると安全です。
また、ケガを防ぐためには、はさみは先の丸い子ども用を使用し、大人がサポートしながら使わせることが重要です。カッターを使う作業は、大人が行い、子どもは見守る形にすると安心です。さらに、工作スペースには危険なものがないか事前に確認し、整理整頓された環境で作業をすることで、安全に楽しめます。
のり・はさみ・絵の具の使い方に注意
工作には、のりやはさみ、絵の具など、さまざまな道具を使います。子どもが安全に使えるよう、あらかじめルールを決めておくと安心です。
のりやボンドを使うときの注意点
のりやボンドを使うときは、子ども用の水のりやスティックのりを選ぶと安全です。ボンドは少量ずつ出して、指や机につきすぎないよう注意し、使用後は手を洗う習慣をつけるとよいでしょう。強力な接着剤(グルーガンなど)は、やけどの危険があるため、大人が扱うようにします。
はさみを使うときの注意点
はさみを使う際は、子どもには先の丸い安全なはさみを選びましょう。紙以外のもの(布や厚紙)を切るときは、大人が補助すると安心です。また、使わないときは刃を閉じて置く習慣をつけることで、ケガを防ぐことができます。
絵の具を使うときの注意点
絵の具を使う場合は、作業スペースに新聞紙やシートを敷き、汚れ防止をしましょう。水性絵の具を使用し、服についたときはすぐに洗うことが大切です。汚れが落ちやすいよう、エプロンを着たり、汚れてもよい服を着たりするのもおすすめです。筆やパレットは、使用後にすぐ洗うことで長く使うことができます。
まとめ
トイレットペーパーの芯工作は、身近な材料で手軽に楽しめるだけでなく、子どもの創造力や想像力を育む素晴らしい活動です。シンプルなものから仕掛けのあるものまで、アイデア次第でさまざまな作品を作ることができます。
家でできる工作は、親子で一緒に楽しみながら、オリジナルの作品を作ってみましょう。
特にトイレットペーパーの芯を使った工作は、作る楽しさだけでなく、遊びや学びの機会にもなります。ぜひいろいろなアイデアにチャレンジして、素敵な作品を完成させてください!