「折り紙に挑戦したいけれど、どれから始めれば良いかわからない…」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。この記事では、初心者でも簡単に作れるかわいい折り紙作品を9つ厳選してご紹介します。
基本的なものから、完成後におもちゃとして遊べる作品まで、子どもと一緒に楽しめるものを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
簡単でかわいい折り紙を3つ紹介
折り紙は、手軽に楽しめる日本の伝統的なアートであり、子どもから大人まで楽しく作ることができます。ここでは、初心者でも簡単に折れるかわいい花やリボン、動物モチーフ、そして季節ごとのイベントにぴったりな飾りやカードの折り方をご紹介します。
初心者でも折れる!かわいい花やリボンの折り方
初めて折り紙に挑戦する方には、シンプルで可愛い花やリボンの折り紙がおすすめです。特に人気があるのが、以下の2種類です。
チューリップ
平面に折るタイプのチューリップは、簡単に色鮮やかな花を作ることができます。茎や葉も折り紙で作って組み合わせると、より立体的で華やかに仕上がります。
折り方の手順
・折り紙を対角線に沿って半分に折り、三角形を作ります。
・先ほどの三角形をもう一度半分に折り、小さな三角形にします。
・2で折った三角形を開き、最初の大きな三角形に戻します。
・三角形の底辺の左右の角を、頂点に向かって折り上げます。
・底辺の中央にある角を、裏側に折り返します。
・上部の左右の角を少し内側に折り、花びらの形を整えます。
リボン
リボンの折り紙は、アクセントとして活用でき、プレゼントや手紙のデコレーションにもぴったりです。リボンの折り方にはいくつかのバリエーションがあり、シンプルなものからふんわりと立体的な形にする方法もあります。
折り方の手順
・折り紙を縦方向に半分に折り、折り目をつけて開きます。
・今度は横方向に半分に折り、折り目をつけて開きます。
・折り紙を対角線に沿って三角形に折り、折り目をつけて開きます。
・反対側の対角線に沿っても同様に折り、折り目をつけて開きます。
・折り目に沿って、折り紙を四角形に折りたたみます。
・上の角を中心点に向けて折ります。
・下の角も中心点に向けて折ります。
・左右の角を中心線に合わせて内側に折ります。
・全体の形を整え、リボンの完成です。
これらは色を変えるだけで様々なバリエーションが楽しめるため、季節やイベントに合わせて色を選ぶと、さらに可愛く仕上げることもできるでしょう。
動物モチーフで楽しく!うさぎやくまのかわいい折り紙
動物モチーフの折り紙は、特に子どもたちに大人気です。うさぎやくまは、顔のパーツを描き足すことで、より可愛らしく仕上がります。
うさぎ
耳が長い可愛らしいうさぎの折り紙は、顔の部分だけでなく、耳や鼻を描き足すことで表情豊かになります。春のイースターや秋のお月見などのイベントにぴったりです。
折り方の手順
・三角に1回折り、縦の折り線を付けたら開きます。
・先ほどの三角形をもう一度半分に折り、小さな三角形にします。
・2で折った三角形を開き、最初の大きな三角形に戻します。
・三角形の底辺の左右の角を、頂点に向かって折り上げます。
・底辺の中央にある角を、裏側に折り返します。
・上部の左右の角を少し内側に折り、耳の形を整えます。
・ペンで目や鼻、口を描いて表情をつけます。
くま
くまの折り紙は、簡単なステップで完成するので、初心者でも気軽に挑戦できます。耳や鼻、目を描き足すとくまらしい愛嬌のある表情が作れます。
折り方の手順
・折り紙の色の面を上にして置き、端と端を合わせて折りすじをつけます。
・折り紙を裏返します。
・角と角を合わせて折りすじをつけます。
・上端を真ん中に合わせて折りすじをつけます。
・下の端を折りすじに合わせて折ります。
・左右の角を中心線に合わせて内側に折ります。
・折りすじに沿って三角に折りたたみます。
・下の端を折りすじに合わせて折ります。
・上の角を1cm程度折ります。
・角と角を合わせて折りすじをつけます。
・折りすじに沿って角を内側に折り込みます(中割り折り)。
・角と角を合わせて折ります。
・角を折って丸みを出します。
・折り紙を裏返し、ペンや丸シールで顔を自由に描き入れたら、くまの顔の完成です。
動物の折り紙は、特定のテーマに合わせてアレンジするとお子様が喜ぶので、親子で一緒に楽しむのもおすすめです。
イベントにぴったり!季節の飾りやカードの作り方
季節に合わせた折り紙は、季節のイベントに合わせて飾りやカードとしても活用できます。以下のような折り紙で、シーズンごとの雰囲気を楽しみましょう。
桜の花びら
春の時期には、桜の花びらを折って壁や窓に飾ると、お部屋が明るくなります。小さな花びらをいくつか作って、枝に見立てた紙と合わせると美しい桜の枝飾りが完成します。
折り方の手順
・折り紙を半分に折ります。
・長方形になった折り紙の右下の角を折り上げて、右辺が上辺に重なるように折ります。
・さきほど折った部分を一旦広げ、右上の角も同様にします。右上の角を下に折り下げ、右辺が下辺に重なるように折ります。
・折り紙を広げると、右側に✕の模様ができあがりました。
・今度は左下の角を、先ほどの✕の中心に持っていき折ります。
・✕の中心に持っていった角を今度は左に持っていき、辺と辺がぴったりと重なるように折ります。
・折り紙の右下の辺を先ほど折った線にあわせるように折ります。
・折り紙の中央にできた線でふたつに折ります。右側を折り紙の裏側へ折り返すようにします。桜の花びらの形になる線を描き込みます。
・描き込んだ線に沿ってはさみで丁寧に切ります。
雪の結晶
冬には雪の結晶の折り紙が人気です。立体的に折ることで、クリスマスや年末年始のインテリアにぴったりな飾りが作れます。色を変えて、個性的なデザインにするのも楽しいです。
折り方の手順
・裏側(白色)が見えるように三角に折ります。
・さらに半分に折り、真ん中に折り目を付けます。
・3分の1のところ(60度)で折ります。
・もう半分も同じように折ります。
・さらに半分に折ります。
・開いてる側をまっすぐに置き、雪の結晶に似せた形を書き、切り取ります。
・ゆっくり広げると、雪の結晶の完成です。
折り紙は、誰でも手軽に始められるうえに、アイデア次第でさまざまな楽しみ方が広がります。季節やイベントに合わせていろいろな作品を作り、楽しく折り紙を取り入れてみてください。
実用的でおしゃれな折り紙アイテムの作り方3選
折り紙は単なる装飾品としてだけでなく、実用的なアイテムとしても活用できます。ここでは、手紙やインテリアに使える折り紙アイテムや、アクセサリーとして楽しめる折り紙の作り方を紹介します。
手紙やメッセージカードに使える!ハートの折り紙
ハートや星の折り紙は、手紙やメッセージカードに添えると可愛らしさが増し、気持ちが伝わりやすくなります。ここでは、ハートの折り紙の折り方を紹介します。
折り方の手順
・正方形の折り紙を用意します。
・折り紙を対角線に折り、折り目をつけます。
・折り紙を開いて、中心の交差点を下に向けて置きます。
・四隅を中心に向かって折り曲げます。
・四隅を中心に寄せた状態で、上半分を下に折り重ねます。
・上部の角を下向きに折り曲げ、ハートの形を作ります。
・折り目をしっかりとつけ、完成です。
このようにハートなどの折り紙は、比較的簡単に作れるだけでなく、色を変えることでさまざまなバリエーションを楽しめるため、プレゼントやデコレーションに幅広く活用できます。
立体的な折り紙作品!箱の折り紙
折り紙を使った箱や花瓶は、実用性がありながらもおしゃれなインテリア小物として楽しむことができます。ここでは、折り紙で作る箱の折り方について紹介します。
折り方の手順
・正方形の折り紙を用意します。
・折り紙を対角線に折り、折り目をつけます。
・折り紙を開いて、中心の交差点を下に向けて置きます。
・四隅を中心に向かって折り曲げます。
・四隅が中心に集まった状態で、上部の四角形を下に折り重ねます。
・折り重ねた四角形の中心を下に折り曲げ、四角形の箱の形を作ります。
・四つの角を内側に折り込み、箱の完成です。
こうした立体的な作品は、折る過程が楽しめるうえに、完成後も日常生活で使えるため、インテリアとして長く楽しめるのが魅力です。
アクセサリーとしても楽しめる!ブレスレットの折り紙
折り紙は、アクセサリーとしても身につけられるアイテムを作ることができます。特にブレスレットや指輪は、デザインを変えやすく、多様なスタイルを楽しめるのでおすすめです。
ここでは、ブレスレットの折り方について紹介します。
折り方の手順
・折り紙を半分に折り、長方形にします。
・折り紙の短辺の中央を折り曲げ、折り目をつけます。
・折り重ねた部分を開いて、内側に折り曲げます。
・折り紙の端を中央に向かって折り込んでいきます。
・折り込んだ部分をさらに内側に折り重ねていきます。
・最後に重ねた部分を接着して、ブレスレットの形状を作ります。
折り紙を使ったアクセサリーは作って終わりではなく、完成したら身につけて遊ぶこともできるため、子どもから人気の折り紙の一つです。季節や気分に合わせて作ってみるのも良いでしょう。
まとめ
折り紙は子どもと一緒に楽しめるだけでなく、手軽に作れるかわいい作品がたくさんあります。折り紙の代名詞でもある紙飛行機などのように、折り紙を使って遊べるアイテムを作ると、遊びの幅が広がり、子どもの興味も引きやすくなります。
また、動物やフルーツの折り紙は、少ない手順で可愛らしい形が完成するので、普段折り紙であまり遊ばない小さな子どもでも気軽に取り組めるのも魅力の一つです。特に本記事でも紹介したような折り紙作品を親子で一緒に作ると、創造力を育むだけでなく、子どもの思い出に残る楽しい時間を過ごすことができるでしょう。
ぜひ、折り紙を通じて親子の交流を深めつつ、遊びの幅を広げてみてください。