慣れた自宅環境で子どもを預けられる「ベビーシッターサービス」。保育だけでなく家事や幼児教育も一緒に依頼できることが魅力です。しかし、キッズラインやポピンズシッターなど人気サービスが数多くあり、料金形態やオプションも異なるため、どれを選べばよいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
本記事では、たまごだるま編集部が、特に東京・港区エリアでおすすめのベビーシッターサービスをランキング形式でご紹介します。
有資格者の配置状況、安全管理体制、料金の透明性、サービスの柔軟性など、複数の観点から比較・評価しました。
お得に利用できる助成制度や、トラブルを避けるための選び方も詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
ベビーシッターサービスとは?基礎知識を押さえよう
ベビーシッターサービスの基本
慣れた環境で子どもを預かってもらえることが特徴の「ベビーシッターサービス」。自宅や指定した場所で、子どもの個別ケアを受けられる在宅保育サービスです。
集団保育との違い
ベビーシッターの場合、通常は1人で1家庭の子供を担当し、個別にケアを行います。
これに対して保育士は、クラス単位で多くの子供たちをまとめてお世話をすることが一般的です。
利用シーンと活用方法
- 仕事や急な用事での一時利用
- 定期的な育児サポート
- 産前産後の母体ケア
- 病児・病後児の看護
- 保育園・幼稚園の送迎
- 習い事の付き添い
ベビーシッターサービスの選び方【4つの重要ポイント】
派遣型とマッチング型、どちらを選ぶ?
ベビーシッターサービスは、大抵会社からベビーシッターを派遣する派遣型と、ベビーシッターと依頼者を引き合わせるマッチングサイト型の2つに分けられます。
派遣型のメリット
- 会社が厳選したシッターを派遣
- 全国保育サービス協会に加入しているベビーシッターサービスなら、より社会的信頼のある事業者である可能性が高いといえます
- トラブル時は会社が対応してくれる安心感
- 1時間2,000円以上が一般的
マッチング型のメリット
- 自分でシッターを選べる自由度
- マッチングサイト型ベビーシッターサービスにおける時間単価は1,500円前後と比較的リーズナブル
- 厚生労働省のガイドラインを遵守しているか要確認
スタッフの資格と専門性を確認
ベビーシッターには、保育士や幼稚園教諭のような、なるのに必須の資格・免許は存在せず、受けなくてはならない試験もありませんという現状があります。
だからこそ、以下の点を確認することが重要です。
- 保育士資格保持者の在籍状況
- 幼稚園教諭・小学校教諭免許保持者の有無
- 看護師・准看護師資格(特に病児保育を希望する場合)
- 認定ベビーシッター資格(公益社団法人全国保育サービス協会が実施する、在宅保育や個別保育の基礎的・専門的知識と技術を証明する資格)
- 継続的な研修受講の有無
料金プランとオプションサービス
ベビーシッターサービスの料金プランは、定期利用プランとスポット利用プランに分けられます。
定期プランが向いている人
- 週3回以上など継続的に利用したい
- 同じシッターに継続的にお願いしたい
- 1時間あたりの料金を抑えたい
スポット(一時利用)プランが向いている人
- 特別な日だけ頼みたい
- まずはお試しで使ってみたい
- 当日の急な依頼に対応してほしい
主なオプションサービス
- 家事代行(料理・掃除・洗濯)
- 習い事(英会話・ピアノ・リトミック)
- きょうだい同時保育(割増料金が一般的)
- 病児・病後児保育
- 24時間対応・宿泊保育
3-4 事前面談と安全管理体制
子どもも親もより安心して依頼できるように、事前面談や顔合わせが充実しているか確認しましょう。
確認すべきポイント
- 対面またはオンラインでの事前面談の実施
- 子どもとの相性確認の機会
- 緊急時の連絡体制
- 損害賠償保険への加入状況
- プライバシー保護・個人情報管理方針
- トラブル時の相談窓口
【ランキング】港区・東京都内おすすめベビーシッターサービス7選
*総合評価の基準
– スタッフの専門性(有資格者の割合)
– 地域性
– 安全管理体制の充実度
– 料金の透明性とコストパフォーマンス
– サービスの柔軟性(当日対応・時間帯・対象年齢)
– 利用者からの評判・口コミ
– 全国保育サービス協会への加盟状況
【第1位】マミーズサービス|白金で長年続く信頼のベビーシッター
タイプ:派遣型|対応エリア:港区中心に東京都内および近郊
白金発祥の地域密着型サービスで、多様な有資格者が新生児から10歳まで対応、会員制・一時利用・当日対応と柔軟性が高く、徹底した安全管理体制を誇る老舗ベビーシッター。
おすすめポイント
✓ 白金で長年続く地域密着型の信頼と実績
✓ 保育士・幼稚園教諭・小学校教諭・認定ベビーシッター資格者など多様な専門資格保持者が在籍
✓ 新生児(生後間もない時期)から10歳まで幅広く対応
✓ 会員制と一時利用の二層構造で、継続利用も単発利用も柔軟に対応
✓ 急な当日利用にも対応可能な体制
✓ 「安全と信頼をモットー」とした徹底的な安全管理
こんな人におすすめ
– 港区・白金台周辺にお住まいで、地域に根ざした信頼できるサービスを探している方
– 新生児期から継続的にサポートを受けたい方
– 有資格者による専門的なケアを重視する方
– 急な予定変更や当日依頼にも対応してほしい方
サービスの特徴詳細
【充実した有資格者体制】
マミーズサービスの最大の特徴は、スタッフの専門性の高さです。保育士資格、幼稚園教諭免許、小学校教諭免許保持者、認定ベビーシッター資格者など、多様な専門資格を持つスタッフが在籍しています。子育て経験者も多く、理論と実践の両面から質の高い保育を提供しています。
【新生児から学童期までの一貫サポート】
新生児のお子様から10歳まで幅広くご対応しており、乳幼児期だけでなく学童期のお子様にも対応可能。長期的に同じサービスを利用し続けられるため、お子様との信頼関係も築きやすいのが魅力です。
料金体系
公式サイトにて詳細をご確認ください。会員制と一時利用で料金体系が異なります。
対象年齢
新生児(生後間もない時期)~10歳
主な対応エリア
港区(白金台中心)、東京都内および近郊エリア
運営会社
有限会社メイコーポレーション
公式サイト:https://may-corp.co.jp/
【第2位】キッズライン|IT活用で低価格を実現したマッチング型
タイプ:マッチング型|対応エリア:全国
徹底したIT化により低価格化を実現。スマホで簡単予約できる利便性が魅力です。
おすすめポイント
✓ 1時間1,000円~という業界最安値クラスの料金設定
✓ 入会金・年会費無料
✓ スマホアプリで24時間いつでも予約可能
✓ 全国保育サービス協会加盟
✓ シッターの詳細プロフィールと利用者レビューが確認できる
料金
1時間1,000円~(シッターにより異なる)
入会金:0円|年会費:0円
対象年齢
0歳~
サービス内容
自宅での保育、送迎、家事
運営会社
株式会社キッズライン
公式サイト:https://kidsline.me/
【第3位】ポピンズシッター|保育大手の安心感と柔軟性
タイプ:派遣型|対応エリア:全国
最短送迎30分から。スマホから簡単に予約可能な使いやすさが特徴です。
おすすめポイント
✓ 保育業界大手ポピンズグループの運営
✓ 最短30分から利用可能
✓ 入会金・年会費無料
✓ 24時間対応可能
✓ 港区の一時預かり利用支援事業の対象事業者
料金
1時間2,200円~
入会金:0円|年会費:0円
対象年齢
0歳~
サービス内容
自宅での保育、送迎、外遊び、家事、食事補助、宿泊
運営会社
株式会社ポピンズシッター
公式サイト:https://smartsitter.jp/
【第4位】ベアーズ キッズ・ベビーシッター|家事代行大手の質の高い研修制度
タイプ:派遣型|対応エリア:11都道府県
創業20年以上、家事代行サービス業界のパイオニアとして培ってきた質の高い研修制度を活かしたスタッフ教育が特徴です。
おすすめポイント
✓ 家事代行サービスのノウハウを活かした質の高いスタッフ教育
✓ 有資格者や子育て経験者を中心に直接雇用
✓ 対面での面接を実施
✓ 前日17時までのキャンセル料無料
✓ 全国保育サービス協会加盟
料金
定期プラン(3時間以上):3,630円
※入会金・年会費の記載なし
対象年齢
1歳~12歳
サービス内容
送迎、家事、食事補助、自宅での保育
運営会社
株式会社ベアーズ
公式サイト:https://www.happy-bears.com/baby/
【第5位】ジャパンベビーシッターサービス|日本最古のベビーシッター会社
タイプ:派遣型|対応エリア:関東4県
昭和47年設立、日本で最初のベビーシッター会社です。
おすすめポイント
✓ 50年以上の歴史と実績
✓ 担当コーディネーターが利用者の希望に応じてシッターを手配
✓ 家事や沐浴などのオプション対応
✓ 全国保育サービス協会加盟
料金
1時間5,170円~
入会金:16,500円|年会費:13,200円
対象年齢
0歳~
サービス内容
自宅での保育、送迎、家事
運営会社
株式会社ジャパンベビーシッターサービス
公式サイト:https://jbs-mom.co.jp/
【第6位】KXN(ケーバイエヌ)|バイリンガル教育に強み
タイプ:派遣型|対応エリア:関東・中部・近畿・九州
オランダの教育と子育てのプロ・ナニーのノウハウをあわせ持った独自の保育メソッドが特徴です。
おすすめポイント
✓ 語学などの習い事を融合させた保育
✓ バイリンガルシッター在籍
✓ 教育面もカバーする専門性
✓ 全国保育サービス協会加盟
料金
1時間1,320円~
入会金:55,000円|年会費:不明
対象年齢
0歳~
サービス内容
自宅での保育、送迎、家事
運営会社
ケーバイエヌ株式会社
公式サイト:https://kxn.co.jp/
【第7位】キッズパーク|有資格者限定の安心感
タイプ:マッチング型|対応エリア:全国
保育士、看護師、准看護師などの有資格者のみがベビーシッターとして対応してくれます。
おすすめポイント
✓ 有資格者のみの厳選されたシッター
✓ 1時間1,000円前後~という低価格設定
✓ 一部1時間300円~のシッターもあり
✓ 入会金・年会費無料
料金
1時間1,000円前後~(一部300円~)
入会金:0円|年会費:0円
対象年齢
0歳~
サービス内容
自宅での保育、送迎、外遊び、家事、食事補助
運営会社
株式会社 エクシオジャパン
公式サイト:https://www.kids-parks.com/
港区でベビーシッターをお得に利用!助成制度・補助金を活用しよう
港区ベビーシッター利用支援(一時預かり利用支援)事業
日常生活上の突発的な事情等により一時的にベビーシッターによる保育を必要とする保護者が、ベビーシッターを利用する場合の利用料の一部を補助します。
対象者
– ベビーシッターの利用時に児童とともに港区内に住んでいる方
– 突発的な事情や社会参加などで一時的にベビーシッターによる保育を必要とする方
補助額
午前7時から午後10時まで:1時間当たり2,500円(税込)上限、午後10時から午前7時まで:1時間当たり3,500円(税込)上限
利用時間上限
児童一人当たり年144時間まで(障害児・多胎児・ひとり親家庭の場合は、児童一人当たり年288時間)
港区公式ホームページについて
港区ベビーシッター利用支援(一時預かり利用支援)事業のご案内
訪問型病児・病後児保育利用料助成
港区では、子どもの病気によって保育園や小学校に登園・登校させることが難しい場合にベビーシッターを利用する保護者に向けて、費用の一部を助成しています。
対象
– 港区在住で生後57日目以降から小学校6年生までの子ども
– 保育の必要性の認定(2号又は3号)を受けている
– ベビーシッター利用日の前後7日以内に医療機関を受診
助成額
– 生活保護世帯・住民税非課税世帯:100%
– その他の世帯:利用料の50%
港区公式ホームページについて
ベビーシッター派遣事業割引券
親が会社員の場合はベビーシッター派遣事業割引券を利用することで、1日あたり4,400円(2,200円×2枚)、月最大で52,800円の補助が受けられたり、福利厚生サービスでベビーシッター利用補助が受けられたりする場合もあります。
利用条件
– 勤務先が割引券を利用する承認を受けた企業であること
– 認定を受けたベビーシッターサービスでのみ利用可能
– 全国保育サービス協会(ACSA)で確認可能
ベビーシッター利用時の注意点とトラブル回避のポイント
事前に確認すべき項目チェックリスト
事前面談では、家庭のルールややってほしくないことを事前に伝えておいたり、事業者名・氏名・住所などベビーシッターの連絡先を聞いておきましょう。また、保険に加入しているかや派遣会社のトラブル発生時の窓口となる連絡先を確認し、トラブル発生時の対応を明確にしておくことが大切です。
必須確認項目
□ ベビーシッターの氏名・連絡先・住所
□ 保有資格・経験年数
□ 損害賠償保険の加入状況
□ 緊急時の連絡体制
□ トラブル発生時の相談窓口
□ 個人情報保護方針
□ キャンセルポリシー
家庭のルールを明確に伝える
– やってほしくないこと
– アレルギーや既往症の情報
– 普段の生活リズム
– よく遊ぶ場所や好きな遊び
子どもとの相性を確認する
子どもも一緒に面談に参加し、ベビーシッターの声掛けや子どもの反応を確かめみてください。もし、会ってみて「合わないかも」と思ったら担当のベビーシッターを変更できるため、より相性が良い人を見つけることが大切です。
セキュリティ対策
自宅に家族以外の人が出入りするため、セキュリティ面に不安がある人は多いでしょう。貴重品などの管理を厳重に行ったり、ウェブカメラを設置したりするなどの工夫が必要です。
よくある質問(FAQ)
Q1. ベビーシッター1人で何人まで預けられますか?
ベビーシッター1人に対し乳幼児1人が基本です。ベビーシッターのスキルによって最大受け入れ人数は変わり、きょうだいに限り3人までなどさまざま。人数が増えるごとに割増料金がかかることも注意すべき点です。
Q2. 0歳の赤ちゃんも預けられますか?
0歳児に対応していないベビーシッターサービスもあるため、0歳児の保育の依頼を考えている人は公式サイトで確認をするようにしてください。マミーズサービスは新生児から対応しています。
Q3. 自宅以外でも利用できますか?
保育の場所が自宅以外の場合は、事前に見学して保育に適切な場所かを確認しましょう。港区の助成制度では、自宅以外での保育(ご実家や児童館などでの保育など)も助成の対象になります。
Q4. どのくらい前に予約すれば良いですか?
サービスによって異なりますが、マミーズサービスは急な当日利用にも対応可能です。ただし、希望の時間帯やシッターを確保するには、できるだけ早めの予約がおすすめです。
Q5. 料金が高いと感じるのですが…
ベビーシッターサービスのデメリットは料金が高額になる場合があることですが、港区の助成制度を活用すれば、1時間100円程度の自己負担で利用できる場合もあります。まずは自治体の補助制度を確認しましょう。
まとめ|信頼できるベビーシッターサービスで、ゆとりある子育てを
本記事では、東京・港区エリアでおすすめのベビーシッターサービスをランキング形式でご紹介しました。
ベビーシッター選びのポイント(再確認)
- 1. 派遣型かマッチング型か、自分に合ったタイプを選ぶ
- 2. スタッフの資格・経験・研修体制を確認する
- 3. 料金体系の透明性とオプションの有無をチェック
- 4. 事前面談の充実度と安全管理体制を重視する
- 5. 全国保育サービス協会への加盟状況を確認する
港区エリアなら「マミーズサービス」がおすすめ
港区・白金台を拠点に長年の実績を持つマミーズサービスは、有資格者による専門的なケア、新生児から学童期までの幅広い対応、産前産後の専門サービス、柔軟な利用形態など、総合的に高い評価を得ています。地域密着型ならではの安心感と、徹底した安全管理体制が魅力です。
お母様のリフレッシュやお仕事をサポートし、余裕のある子育てや幸せな家庭作り、母親自身が豊かな人生を送れること。それがベビーシッターサービスの本質的な価値です。
助成制度も活用しながら、信頼できるベビーシッターサービスを見つけて、ゆとりある子育てライフを実現してください。
