雪の結晶の飾りは、紙の種類と作り方によって、手間も仕上がりも大きく変わります。折り紙1枚を切って広げるもの、パーツを組み合わせて大きく仕上げるもの、画用紙で立体的に作るものがあります。
この記事では、制作者が作り方を動画や写真付きの解説ページで公開している雪の結晶の工作を3つ紹介します。材料、手間がかかる工程、親子の分担、飾る場所を比べて、家庭や園に合うものを選んでください。詳しい折り方・切り方は、各制作者の動画と解説ページで確認できます。
目次
3つの雪の結晶飾りを比べてみよう
| 作品 | 主な材料・道具 | 平面/立体 | 工程の特徴 | 親子の分担の提案 | 飾る場所 |
|---|---|---|---|---|---|
| 切り紙の雪の結晶(たつくり) | 折り紙1枚、はさみ、ペン | 平面 | 折る→模様を描く→切る→広げる | 子どもは模様選びと広げる工程。重なった紙を切る工程は、様子を見て大人も手伝う | 窓、壁、カード |
| 8パーツの折り紙の雪の結晶(おりがみの時間) | 長方形の折り紙8枚、のり | 平面 | 同じパーツを8個折り、差し込んで貼り合わせる | パーツ折りを分担し、組み立ては大人と一緒に | 壁面、リースの土台、ツリー(小さく作った場合) |
| 立体的な雪の結晶(図工人) | 画用紙、型紙、はさみ、接着剤、ホッチキス、定規など | 立体 | 型紙で切る→折り線を入れる→パーツを作る→組み立てる | カッターやホッチキスの工程は大人。子どもは折る・貼る工程に参加 | 壁面 |
3つの作品は、取り組みやすさの種類がそれぞれ違います。少ない材料ですぐに始めたいなら切り紙、折る作業をじっくり楽しみたいなら8パーツの折り紙、立体作品に挑戦したいなら画用紙の雪の結晶が向いています。どの作品も、子どもが一人ですべての工程をこなせるとは限りません。表の分担は、工程の性質から考えた編集部の提案です。
折り紙1枚を切って広げる「切り紙の雪の結晶」
折り紙1枚で始められ、思い立ったときに取りかかりやすい作品です。畳んだ紙を広げると模様が現れるところに、切り紙ならではの楽しさがあります。
作品の特徴と材料
模様のパターンが3種類紹介されていて、好きな形を選べます。
- 材料・道具:折り紙1枚(15cm×15cmがおすすめ)、はさみ、ペン。マスキングテープもあると便利です。
- 出来上がりサイズ:15cmの折り紙で約14cm×14cm
- 制作時間の目安:10〜20分(個人差あり)。制作者が示している目安です。
白い雪の結晶にしたい場合は、裏が白い折り紙を使います。紙が小さすぎると、はさみで切るときに難しくなると説明されています。
(参照:折り紙で簡単な雪の結晶の切り方|たつくりのおりがみWEBSITE)
作業の流れと、手間がかかる工程
折り紙を何回か折り、ペンで模様を描き、線に沿って切ってから広げると完成です。
手間がかかるのは、何回も折って厚くなった紙を切る工程です。解説ページでは、折った紙をマスキングテープで留めると、切るときにずれにくくなると紹介されています。広げるときは紙が破れやすいので、ゆっくり広げましょう。
親子の分担の提案
模様のパターンを選ぶ工程と、最後に広げる工程は、子どもが特に楽しみやすい部分です。はさみに慣れていない子どもの場合は、重なった紙を切る工程を大人が手伝うか、大人が切って子どもが広げる形にすると取り組みやすくなります。
写真付きの作り方
各工程の写真と説明は、制作者の解説ページで確認できます。
(参照:折り紙で簡単な雪の結晶の切り方|たつくりのおりがみWEBSITE)
8つのパーツを組み合わせる「折り紙の雪の結晶」
指定サイズの紙を用意すれば、折る工程と貼る工程で仕上げられる作品です。同じパーツを8個組み合わせるため、完成すると存在感のある飾りになります。
作品の特徴と材料
創作折り紙作家「おりがみの時間」が考案した雪の結晶です。紙の色や柄を変えると、印象の違う結晶ができます。
- 材料:折り紙(15cm×7.5cm)8枚、のり
- サイズによる使い分け:15cm×7.5cmで作ると、壁面飾りやリースの土台に使えます。7.5cm×3.75cmで作ると、リースのパーツやクリスマスツリーのオーナメントに向いています。
正方形の折り紙から準備する場合は、15cmの折り紙を半分に切ると15cm×7.5cmの紙になります。紙を切る作業は、作り始める前に大人が済ませておくとよいでしょう。
作業の流れと、手間がかかる工程
同じ形のパーツを8個折り、角を隙間に差し込みながらつなぎ、のりで貼り合わせて仕上げます。
手間がかかるのは、同じパーツを8個そろえる工程と、最後の組み立てです。1つのパーツにも折る工程がいくつもあるため、時間に余裕を持って取り組みましょう。パーツの形がそろっていないと組み立てにくくなります。1個目は動画を見ながら丁寧に折り、残りを同じように折り進めるのがおすすめです。
親子の分担の提案
パーツは同じ折り方の繰り返しなので、親子で何個ずつか分担して折る方法があります。差し込んで貼り合わせる組み立ては、形を整えながら進める作業です。大人がパーツを押さえ、子どもがのりを付けるなど、一緒に進める分担が考えられます。
作り方の動画・解説ページ
制作者:おりがみの時間(YouTubeチャンネル「おりがみの時間【折り紙作家】」)
(参照:【折り紙 冬】雪の結晶の作り方|おりがみの時間【折り紙作家】YouTube)
(参照:折り紙「雪の結晶」の作り方|おりがみの時間)
画用紙で作る「立体的な雪の結晶」
3つの中で唯一の立体作品です。壁面に飾ると、平面の飾りとは違う奥行きが出ます。
作品の特徴と材料
小学校の図画工作のアイデアを紹介するサイト「図工人」が、12月の壁面飾りとして紹介している作品です。複雑な結晶の形をパーツに分け、作りやすくしています。枝の部分は折って形を作るので、切る手間が少なく、丈夫で立体的に仕上がると説明されています。大きさと形の違う雪片が3つ紹介されています。
- 材料・道具:白の画用紙(16切り)2枚、型紙、はさみ、接着剤、ホッチキス、定規など
- 雪片Aを作る場合:カッターナイフ(六角形の内側を切り込む工程で使います)
- 型紙:解説ページからPDFでダウンロードできます。
(参照:画用紙で作る立体的な雪の結晶|図工人)
カッターナイフを使う場合は、机を傷つけないよう、カッターマットも用意しておくと安心です(編集部からの準備の提案です)。
作業の流れと、手間がかかる工程
型紙に合わせて画用紙のパーツを切り、折り線を入れてから、中心の六角形と枝のパーツを作って組み立てます。
手間がかかるのは、複数のパーツを切り出して組み立てる工程です。雪片Aには、六角形の内側をカッターナイフで切り込む工程もあります。時間に余裕のある日に向いています。
親子の分担の提案
カッターナイフを使う工程と、ホッチキスを使う工程は大人が担当します。型紙に沿ってはさみで切る工程、折り線で折る工程、パーツを貼り合わせる工程には、子どもも参加できます。園で作る場合は、大人が事前にパーツを切り出しておき、子どもは組み立てから参加する方法も考えられます。
作り方の動画・解説ページ
制作者:図工人
(参照:図工人の雪の結晶制作動画を見る|YouTube)
(参照:画用紙で作る立体的な雪の結晶|図工人)
家庭と園では、どう選ぶ?
選ぶときは、作りたい見た目と、子どもが参加できる工程の両方から考えると決めやすくなります。刃物を使う工程があるかどうかも、あわせて確認しておきましょう。
- 少ない材料ですぐに始めたい:折り紙1枚で始められ、制作者の目安が10〜20分の切り紙
- 折る作業をじっくり楽しみたい:同じパーツを8個折って組み立てる折り紙(正方形の折り紙から準備する場合は、半分に切る作業が必要)
- 立体作品に挑戦したい:型紙のある画用紙の雪の結晶(カッターナイフとホッチキスの工程は大人が担当)
たまごだるま編集部の提案
雪の結晶の工作は、作品によって「楽しい瞬間」がどこにあるかが違います。切り紙は畳んだ紙を広げたとき、8パーツの折り紙は最後のパーツがつながったとき、立体の作品は枝を差し込んで形ができたときです。編集部では、すべての工程を子どもに任せることよりも、その瞬間に子どもが立ち会えるように分担を決めることをおすすめしています。
難しい工程を大人が引き受けても、子どもの作品でなくなるわけではありません。模様や色を選ぶこと、広げること、貼ることも、立派な参加です。
モールとビーズで作る雪の結晶もあります
紙ではなく、モールとビーズで小さな雪の結晶のオーナメントを作る方法は、別の記事で紹介しています。ツリーに下げる飾りを作りたい場合は、こちらも参考にしてください。
気になる作品が見つかったら、まずは制作者の動画や解説ページを最後まで見て、手間がかかる工程を確認してから材料をそろえましょう。1つ作ってみると、親子でどこを分担するかも決めやすくなります。

