梅雨の時期、「今日も雨だ、どうしよう」と思いながらスマートフォンで検索したことがある保護者は、きっと少なくないと思います。
室内遊びのアイデアは、調べればいくらでも出てきます。でも翌朝にはまた同じ場所に戻ってくる。その繰り返しに、じわじわと疲れていく感覚。
この記事では、そのループを断ち切るための「選べる仕組み」ごとお渡しします。年齢別・時間別・親の余力別に遊びを整理し、子どもが自分でマスを選べる「梅雨の室内遊びビンゴシート」の無料PDFもご用意しました。梅雨の時期に毎日ゼロから考えなくてすむよう、この記事を「使える道具」として手元に置いてもらえれば幸いです。
目次
梅雨の室内遊びは「毎日考えない仕組み」にするとラクになる
梅雨の室内遊びで本当に大変なのは、遊びそのものではなく、毎日何をするか考え続けることです。ビンゴ表のように「選ぶ候補があらかじめ決まっている」状態にするだけで、親も子どもも動き出しやすくなります。
雨の日の遊びで親が疲れる理由は「ネタ切れ」だけではない
「室内遊びのアイデアが思い浮かばない」という感覚を、多くの保護者が抱えています。ただ、実際に話を聞いてみると、疲弊の原因はアイデア不足だけではないことがほとんどです。
たとえば、準備が面倒で結局やめてしまう。遊び始めたはいいが後片付けが大変だった。子どもの気分が乗らずに5分で終わった。「折り紙でいいか」と思いながら、それが最善か自信がない。テレビを見せてしまったことへの罪悪感がじわじわ残る。
こうした小さな消耗が積み重なると、「どうせ何をやっても大変」という感覚になってきます。問題はネタ不足というよりも、毎日「どれを選ぶか」という判断を繰り返していること自体にあります。
解決策は「良い遊びをもっと知ること」ではなく、「事前に候補を絞って、選ぶだけにしておくこと」です。
この記事では、遊びを“選べる化”して紹介します
この記事は、以下の5つの軸で遊びを整理しています。
- 年齢別(2〜3歳向け・4〜6歳向け・きょうだい向け)
- 時間別(5分・15分・30分以上)
- 親の余力別(余力ゼロ・少しある・ある)
- 100均素材でできるか否か
- ビンゴシートとの連携
これらをもとに比較表とランキングを作り、さらに「今日はどれにしよう」を子ども自身が選べるビンゴシートPDFにまとめました。比較表やビンゴシートだけで使い始めることができます。
【編集部おすすめ】梅雨の室内遊びランキング|準備がラクな順
梅雨の室内遊びは、準備が少なく、片付けやすく、子どもが自分で選べるものほど長続きしやすくなります。ここでは、たまごだるま編集部が独自の5軸で評価したランキングをご紹介します。
ランキングの評価基準
遊びの「楽しさ」は子どもによって異なります。そのため、このランキングでは保護者目線の「続けやすさ」を軸に、編集部が独自に評価しました。
評価した5つの基準は次のとおりです。
- 準備のラクさ(材料を出す・揃える手間)
- 片付けやすさ(終わった後の負担)
- 子どもが遊びに入りやすいか
- 100均・家にあるものでできるか
- 親の手出しを少なくできるか
1位:室内遊びビンゴ
5軸すべてで高評価を出せる遊びは、実は多くありません。「室内遊びビンゴ」がこのランキングの首位なのは、それ自体が遊びであると同時に、「次の遊びを選ぶ道具」でもあるからです。
使い方はシンプルです。シート上の遊びから子どもが好きなマスを1つ選び、それをやって丸をつける。終わったら次のマスへ。1週間使い回せるうえ、「今日は何しよう」という毎朝の問答を減らせます。
ビンゴという形式にすると、子どもが「自分で選んだ」と感じやすく、遊びに入りやすくなることがあります。家庭の遊びでも、「やらされる」より「自分で選ぶ」感覚を少し入れるだけで、始めやすくなる子もいます。
2位:室内宝探し
家の中にあるものを使って「宝」を隠し、手がかりをもとに探させるだけ。材料は何もいりません。難易度は年齢によって自由に調整でき、3歳なら「リビングのソファの下」、5歳なら「メモに書いたヒントを読んで探す」という形にもできます。
ジャンプや走り回りを伴わないため、走ったり跳んだりする遊びに比べると、集合住宅でも取り入れやすい遊びです。きょうだい対決にも向いています。準備に少し時間はかかりますが、準備の負担に対して、比較的長く楽しみやすい遊びです(個人差があります)。
3位:新聞紙・紙遊び
「新聞紙をびりびりに破る」だけでも、2〜3歳の子どもにとっては楽しい遊びになることがあります。丸めてボールにする、ちぎって雪に見立てて投げる、くしゃくしゃにしてゴミ箱に投げるなど、やれることはシンプルですが、体と手の両方を使えるのが強みです。
後片付けは一見大変に見えますが、「終わったら全部ゴミ袋に入れて終了」というルールを最初に決めておくと、片付け自体が遊びの一部になります。
4位:紙コップ・紙皿工作
100円ショップで手に入る紙コップや紙皿は、工作の定番素材です。積み上げる・並べる・デコレーションするなど、年齢に応じた使い方ができます。
ただし、この記事では「作り方」の詳細には踏み込みません。具体的なアイデアは工作記事を参照してください。本記事での役割は「梅雨の室内遊びの候補のひとつとして手持ちに入れておく」ことです。
5位:ごっこ遊びミッション
「今日はパン屋さんをやろう」「お医者さんごっこをしよう」という声かけひとつで始まるごっこ遊びは、保育園児にとって取り組みやすい遊びのひとつです。きょうだいがいれば役割分担もしやすく、上の子が自然にリードする形になることもあります。
「ミッション」という名前を加えることで、ゲーム感が出て、取り掛かりやすくなります。たとえば「今日の使命:レストランを開店して家族3人にご注文を取ること」のように、簡単なお題を渡すだけで遊びの方向性が定まります。
【比較表】年齢別・時間別に選ぶ梅雨の室内遊び
2〜3歳は短時間の感覚遊び、4〜6歳はルールや達成感のある遊びを組み合わせると、雨が続く日でも飽きにくくなります。以下では年齢ごとのおすすめと、きょうだいで一緒に遊ぶコツを整理します。
2〜3歳向け|短時間で終わる遊び
この年齢の子どもは、長時間ひとつの遊びに集中するのが難しいのが自然な姿です。「10分で終わる遊びを複数用意しておく」ほうが、1時間続く遊びをひとつ探すより現実的です。
- シール貼り:無地の紙に好きなようにシールを貼るだけ。机に座って静かに遊べます。
- 新聞紙びりびり:破る感触と音が楽しく、思ったより集中する子も多いです。
- 色探し:「赤いものを部屋の中で5つ見つけよう」という声かけだけで始まる認知遊びです。
- タオル遊び:丸める・積む・顔にかけてのぞき込むなど、素材として遊べます。
- 大きな紙へのお絵描き:A4ではなく模造紙ほどの大きさにすると、体全体を使って描けます。
4〜6歳向け|ルールや達成感のある遊び
4歳ごろから「ルールを守って遊ぶ」「達成したい」という気持ちが育ってくる子が増えてきます。遊びにちょっとした課題や目標を加えると、集中して取り組める時間が伸びることがあります。
- 室内宝探し:ヒントをもとに宝を見つける遊び。文字に興味が出てきた子なら、ヒントを読む楽しさも味わえます。
- 雨の日ミッションカード:「今日の使命」を書いた紙を渡すだけでゲーム感が出ます。
- 紙コップタワー:何段まで積めるか挑戦する。崩れても笑いになります。
- お店屋さんごっこ:商品を並べる・お金を数える・注文を取るなど、役割に入り込んで遊べます。
- ビンゴ遊び:シートを見て「次は何にする?」と自分で決める楽しさがあります。
きょうだい向け|年齢差があっても一緒に遊べるアイデア
年齢差があるきょうだいが「一緒に遊ぶ」のは難しいと感じる保護者も多いと思いますが、「同じことをやる」ことを目標にしなければ、意外と成立します。
ポイントは役割の分担です。上の子には「係」という役割を渡します。「ルールを説明する係」「宝を隠す係」「材料を準備する係」など、何かを任されることで、上の子は自分の年齢なりの達成感を得られます。下の子は「選ぶ人」「試す人」という役割で、自分のペースで参加できます。
全員が同じ作業をしなくてもよい、という前提を持っておくだけで、一緒に遊ぶ時間は作りやすくなります。
比較表:遊び別・特徴一覧
| 遊び | 対象年齢 | 所要時間目安 | 準備 | 片付け | 親の関与 | 音 | 100均素材 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 室内遊びビンゴ | 2〜6歳 | 20〜60分 | ほぼゼロ | ほぼゼロ | 少なめ※ | 静か | 不要 |
| 室内宝探し | 3〜6歳 | 20〜40分 | 5分 | 少ない | 最初だけ | 普通 | 不要 |
| 新聞紙びりびり | 2〜4歳 | 10〜20分 | ほぼゼロ | 袋1枚 | 少なめ※ | やや大 | 不要 |
| シール貼り | 2〜4歳 | 10〜20分 | ほぼゼロ | ほぼゼロ | 少なめ※ | 静か | ○ |
| 紙コップ積み | 3〜6歳 | 15〜30分 | ほぼゼロ | 1分 | 少なめ※ | 普通 | ○ |
| 紙皿・紙コップ工作 | 4〜6歳 | 30〜60分 | 5〜10分 | やや多め | 一緒に | 静か | ○ |
| ごっこ遊びミッション | 3〜6歳 | 30〜90分 | ほぼゼロ | 少ない | 導入だけ | 普通〜やや大 | 不要 |
| 色探し | 2〜4歳 | 10〜15分 | ゼロ | ゼロ | 少なめ※ | 静か | 不要 |
| 大きな紙のお絵描き | 2〜5歳 | 20〜40分 | 1〜2分 | 片付けあり | 少なめ※ | 静か | ○ |
※所要時間・親の関与度は目安です。子どもの年齢・気分・体調・使用素材によって大きく変わります。「親の関与:少なめ」の遊びでも、年齢や使用素材によっては見守りが必要な場合があります。
親の余力別に選ぶ|今日はどの室内遊びにする?
雨の日の室内遊びは、子どもの年齢だけでなく、その日の親の余力で選んで構いません。疲れている日に無理して工作を準備する必要はなく、10分の見守り遊びで十分な日もあります。
室内遊びに関する記事の多くは「子どもに何をさせるか」という視点で書かれています。たまごだるまがここで提案したいのは、「今日の自分にどれが合うか」という選び方です。親の状態が遊びの質に直結するからこそ、保護者自身の余力を出発点にすることに意味があります。
余力ゼロの日|そばで見守りながら、手出しを少なくできる遊び
仕事後で疲れている、体調がすぐれない、今日はとにかく近くにいるだけで精一杯。そういう日は、そばで見守りながら親の手出しを少なくできる遊びを選ぶと負担が軽くなります。
- シール貼り:紙と貼り放題のシール1枚を用意するだけで始めやすい遊びです。
- ぬりえ:集中しやすい子なら、しばらく静かに取り組めることがあります。
- 絵本探し:「今日読みたい本を3冊選んでおいて」とだけ伝える遊びです。
- ビンゴシートから1マス選ぶ:自分でシートを見て、何をするか決めるきっかけになります。
「何もしてあげられなかった」という感覚を持ちやすい場面ですが、子どもが安全に過ごしていること自体が、十分な関わりです。
少し余力がある日|一緒に10〜15分だけ遊ぶ
「完全に一緒に遊ぶのは難しいけれど、少しなら付き合える」という日は、導入だけを手伝って、あとは子どもに任せる形が向いています。
- 室内宝探し:最初に「宝」と「ヒントメモ」を2〜3か所に仕込んでおけば、あとは子どもが動きます。
- 紙コップ積み:「何段積めるか挑戦してみて」と渡すだけで始められます。
- 雨の日ミッションカード:「今日の使命:新聞紙で一番大きなボールを作れ」など、1行のお題を渡します。
- ごっこ遊びの導入だけ親がする:「じゃあお母さんがお客さんになるね」と最初の1回だけ役に入り、あとは子どもが展開させます。
「10分一緒にいる」「最初の設定だけ手伝う」という関わり方は、決して手抜きではありません。むしろ子どもが自分で動き続けるための足場を作ることでもあります。
余力がある日|工作やごっこ遊びを広げる
時間も体力もある日は、少し準備が必要でも楽しい遊びに挑戦できます。
- 紙皿工作:顔を描く・切る・貼るなど、100均の紙皿でも遊びを広げられます。
- 段ボールハウス:大きめの箱があれば、子どもの秘密基地になります。窓を切り抜いたり、飾り付けをしたりするだけでも楽しめます。
- お店屋さんごっこ:商品を紙に書く・値段をつける・おつりを計算するなど、年齢に合わせて発展できます。
- 梅雨の壁面飾り:あじさいや雨粒を折り紙で作り、窓に貼る。季節感のある記憶になります。
こうした遊びは、準備・片付けも含めて子どもと一緒にやることで、「やった感」が残ります。余力がある日だからこそ、過程を楽しむことを意識してみてください。
「今日は動画でもいい」をどう考えるか
正直に言うと、動画視聴そのものより「罪悪感を持ったまま見せ続けること」のほうが、保護者にとって消耗します。
たまごだるまとしては、動画視聴を一概に否定するつもりはありません。大切なのは「今日はここまで」と家庭で決めること、そして終わったあとに別の活動にスムーズに切り替えられる流れを作っておくことです。
たとえば「動画の後はビンゴシートから1マス選ぶ」という小さなルーティンを作るだけで、切り替えのハードルが下がります。子どもにとっても「次は何をするか」が決まっているほうが納得しやすくなります。
子どものスマホ・動画利用について不安がある場合は、こども家庭庁などが公開している保護者向け資料も参考になります。家庭ごとに状況は異なるため、時間だけで一律に判断するのではなく、睡眠・食事・遊び・親子の会話とのバランスで考えるとよいでしょう。なお、メディア利用に関する具体的な目安は、小児科医や保育の専門家に相談するのが最も確実です。
(参照:普及啓発リーフレット集|こども家庭庁)
100均でそろえるなら、何を買っておくと便利?

梅雨前に100均で基本素材をそろえておくと、雨の日に慌てずに遊びを選べます。ここでは「作り方」ではなく「何を買っておくか」の準備リストに絞ってご紹介します。工作の具体的な手順は別記事で詳しく紹介しています。
まず買うならこの5つ
梅雨が始まる前に、この5点だけでも準備しておくと安心です。
- シール(丸シール・ステッカーシートなど):年齢を問わず使いやすく、余ったら別の工作にも転用できます。
- 折り紙:一袋にたくさん入っており、工作や飾り作りに使いやすい定番素材です。
- 紙皿:工作・ままごと・的当てなど、用途が広い素材です。
- 紙コップ:積み上げる・並べる・工作するなど、遊び方を広げやすい素材です。
- マスキングテープ:壁や床に貼ってコースを作る、名前を書く、工作のパーツを仮止めするなど、何かと使えます。
いくつかの遊びは、100均で買える素材や家にあるもので始められます。
余裕があれば追加したいもの
準備に少し余裕があれば、以下を加えておくと遊びの幅が広がります。
- 色画用紙:折り紙より大きく作れます。
- 模造紙:大きな紙でのお絵描きや、宝探しの地図作りに使えます。
- 洗濯ばさみ:数を数える・並べる・つなぐ。工作の留め具としても使えます。
- 風船:ふわふわと飛ぶ動きが子どもを引きつけます。小さく割れた際の誤飲・窒息に注意が必要です。対象年齢や注意書きを必ず確認してください。
- ストロー:吹いて動かす・つなぐ・差し込むなど、工作素材として使えます。
買わなくても家にあるもので使えるもの
新たに買わなくても、家にあるものを遊び素材として使える場合があります。以下は「捨てる前にひとまとめにしておく」だけで、梅雨の遊び素材になります。
- 新聞紙:破る・丸める・ちぎる。感触遊びとしても楽しめます。
- 空き箱(お菓子の箱・牛乳パックなど):段ボール代わりの工作素材になります。
- タオル:丸める・積む・的として置くなど、柔らかく使えます。
- ペットボトル(中身を洗ったもの):マラカスなどに使えます。蓋の扱いや小さな部品の誤飲に注意してください。
- ラップの芯:筒として転がす・積むなど、工夫次第で遊びに使えます。
詳しい工作アイデアは関連記事へ
ここで挙げた素材を使った具体的な工作手順や遊びのアレンジは、たまごだるまの工作記事で詳しく紹介しています。本記事では「準備リスト」として紹介するにとどめますので、気になった方はそちらをご覧ください。
室内遊びで気をつけたい安全チェック
室内遊びでも、転倒・衝突・誤飲・暑さへの注意は必要です。特に梅雨〜初夏は室内でも湿度と気温が上がりやすいため、遊ぶ前に環境を確認しておく習慣が安心につながります。
遊ぶ前の3秒チェック
遊び始める前に、次の5点を素早く確認しておくと、思わぬ事故を防ぐための確認になります。
- 床にすべるものがないか(おもちゃ・タオル・ランドセルなど)
- 家具の角が動線に出ていないか(特に体を動かす遊びのとき)
- 小さな材料を口に入れる年齢でないか(2〜3歳では特に注意が必要です)
- 水分補給できる環境か(コップと飲み物を近くに置いておく)
- 片付けまで無理なく終われる量か(遊びより片付けが大変になると次回が億劫になります)
特に誤飲・窒息については、こども家庭庁が0〜6歳の未就学児向けに起こりやすい事故と予防法をまとめたハンドブックを公開しています。素材選びに不安がある場合は、あわせて確認してください。
(参照:こどもの事故防止ハンドブック|こども家庭庁)
マンションで音が気になるときの選び方
集合住宅では、子どもの走り回りやジャンプが下の階への騒音になりやすく、雨の日に特に悩む場面です。そういうときは「音が出にくい遊び」を最初の選択肢に入れておくと、保護者自身のストレスも減ります。
- ジャンプ・走り系の遊びよりも、宝探し・ミッションカード系
- ボール遊びよりも、タオルを使った遊びや工作
- 走り回るごっこより、テーブルの上でできるお店屋さんごっこ
- 体を動かしたい場合は、バランスや体幹を使うゆっくりした動き遊び(床に置いたタオルの上だけを踏んで移動するなど)
音の問題は「外で遊べないストレス」と重なりやすく、保護者にとって精神的な消耗になります。「音が出ない遊びを選んだ」という選択自体を、前向きに受け取ってほしいと思います。
梅雨〜初夏は室内でも暑さに注意
梅雨の時期は気温と湿度が同時に上がりやすく、窓を閉めた室内では熱がこもりやすくなります。「外に出ていないから大丈夫」と感じやすいですが、こども家庭庁の注意喚起にも示されているとおり、屋外・屋内にかかわらず子どもの熱中症には注意が必要です。
子どもは体温調節機能が大人ほど発達していないため、室内でも温度計で室温を確認し、こまめな水分補給を促す習慣が大切です。エアコンや扇風機を使う場合は、子どもに直接長時間風が当たらないよう調整してください。
(参照:みんなで見守り「こどもの熱中症」を防ぎましょう!|こども家庭庁 / 熱中症予防情報サイト|環境省)
無料ダウンロード|梅雨の室内遊びビンゴシートの使い方
このビンゴシートは、子どもが自分で遊びを選ぶためのPDFです。保護者のネタ切れ対策にも、雨の日の「今日の予定表」にも使えます。
2〜3歳版の使い方
2〜3歳版は、絵と短い言葉でマスを構成しています。文字が読めなくても「絵を指さして選ぶ」だけで使えるよう設計しました。
収録している遊びは、シール貼り・新聞紙びりびり・色探し・タオル遊び・大きな紙のお絵描きなど、短時間で完結するものが中心です。1マスの遊びが終わったら一緒に丸をつける。それだけで、子どもに「できた」という感覚が残ります。
4〜6歳版の使い方
4〜6歳版は、ミッション形式・ルールのある遊び・工作・ごっこ遊びを組み合わせた内容になっています。文字が読める子であれば、自分でシートを見て遊びを選ぶことができます。
「今日は宝探しにする」「明日は工作がいい」と、子ども自身が計画する感覚を持てるのがこの年齢の強みです。ビンゴのマスが全部埋まったときの達成感も、取り組みへのモチベーションになります。
1週間の梅雨遊び表として使う
ビンゴシートは1枚を「1週間の遊び計画表」として使うこともできます。
- 保育園のある帰宅後:15分で1マス
- 休日の午前:3マスチャレンジ(好きな遊びを3つ選んで全部やる)
- 雨の長い休日:1日かけてビンゴを1列そろえることを目標にする
「今日どれをやろう」という選択肢を子どもが持つだけで、遊びへの取り掛かりが早くなります。保護者にとっても、毎朝の「何しよう」を減らせます。
会員登録して無料でダウンロードする
毎朝「今日は何しよう?」と考える負担を減らすために、梅雨の室内遊びビンゴシートを無料でご用意しました。2〜3歳版と4〜6歳版の2種類があります。印刷して、親子で1マスずつ選んでみてください。
▶ ビンゴシートをすぐにダウンロードする
梅雨の室内遊びでよくある質問
雨の日の遊びは、年齢・住環境・親の余力に合わせて選べば大丈夫です。特別な準備も、完璧な遊びも必要ありません。
- Q1. 梅雨の日、保育園児は家で何をして遊ぶとよいですか?
- 年齢と親の余力に合わせて選ぶのが基本です。2〜3歳ならシール貼りや新聞紙遊びなど短時間で完結するもの、4〜6歳なら宝探しやごっこ遊びのように達成感があるものが向いています。「ビンゴシートから自分で選ばせる」というだけでも十分なスタートになります。
- Q2. 2〜3歳でもできる室内遊びはありますか?
- あります。シール貼り・新聞紙びりびり・タオルを丸める・色探し・大きな紙へのお絵描きなど、準備が少なく短時間で終わる遊びがこの年齢に向いています。1回10〜15分を複数回繰り返す形で考えると組み立てやすくなります。
- Q3. 4〜6歳が飽きにくい雨の日遊びは何ですか?
- 達成感とルールがある遊びは、取り組みやすい傾向があります。室内宝探し・ミッションカード・紙コップタワー・お店屋さんごっこなどがおすすめです。「今日の使命:○○すること」という形で小さなお題を渡すと、遊びに入りやすくなります。
- Q4. マンションでも音が気になりにくい遊びはありますか?
- あります。宝探し・ミッションカード・シール遊び・工作・テーブルでできるごっこ遊びは、音が出にくく集合住宅でも取り入れやすい遊びです。ジャンプや走り系の遊びを避け、床に置いたタオルなどの上だけを踏んで移動する「バランス踏み踏みゲーム」も取り入れやすい方法です。
- Q5. 雨の日に動画ばかり見せてしまうのはよくないですか?
- 「よくない」と一概には言えません。大切なのは視聴そのものより、時間や切り替えのルールを家庭で決めておくことです。「動画の後はビンゴシートから1マス選ぶ」などの小さな流れを作ると、切り替えがスムーズになります。メディア利用に関する具体的な目安は、小児科医や保育の専門家に相談するのが最も確実です。
- Q6. 100均だけで室内遊びの準備はできますか?
- 多くの遊びは、100均で買える素材や家にあるもので始められます。シール・折り紙・紙皿・紙コップ・マスキングテープの5点があれば、いくつかの室内遊びに応用しやすくなります。新聞紙や空き箱など自宅にあるものを合わせれば、購入量はさらに抑えられます。
- Q7. きょうだいで年齢差がある場合はどう遊べばいいですか?
- 「全員が同じことをする」という前提をやめると遊びが組み立てやすくなります。上の子には「係」の役割(宝を隠す・ルールを説明する)、下の子には「選ぶ人・試す人」の役割を渡すと、年齢差があっても同じ場で遊びやすくなります。
- Q8. 梅雨の室内遊びビンゴシートはどう使いますか?
- 朝または休日の開始時に、子ども自身にシートを見せてマスを1つ選ばせます。遊びが終わったら丸をつける。それだけです。2〜3歳版は絵で選べる設計になっており、4〜6歳版はミッション形式で1週間使い回せる内容です。無料ダウンロードページよりPDFダウンロード可能です。
アイデアより「選べる仕組み」を渡したかった
編集長コメント
雨の日の育児でつらいのは、遊びを知らないことより、毎日考え続けることかもしれません。
親が毎日「今日は何をさせよう」と判断し続けることは、育児の中でも特に消耗しやすいタスクのひとつです。一見小さな判断でも、それが梅雨の時期に毎日続くと蓄積していきます。
遊びのアイデアをただ並べるのではなく、「子どもが自分で選べる道具」にすることで、保護者や保育士の毎朝の判断を一つ減らしたかったのです。
自作のビンゴカードを作って、梅雨の時期を、子供たちと少しでも軽やかに乗り越えてもらえれば幸いです。



